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2000/06 < ↓ end of page > 2000/08
バカンスシーズンに突入しているため、道路は空いているが観光地へ向かう飛行機は混んでいる。そのため、普段使ってる朝いちのローマ経由カターニャ行きが取れなかった。で、久方ぶりのミラノ・マルペンサ空港経由となったわけだ。
マルセイユからミラノへ行くアリタリア航空の便が遅れたために、ミラノに着いたのは乗り継ぎ便の出る約1時間前。航空会社が違うのでミラノで改めてチェックインする必要があったので、トランスファーデスクへ。そこでチケットを見せたところ、「ここではチェックインできないので、ゲートA7に行ってくれ」と言われた。このゲートA7が、私の乗る予定の便の搭乗口なのだ。
だが、行ってみても誰も居ないし、何も始まっていない。パニーニなどを食しつつ時間をつぶしてから再度ゲートに戻ると、搭乗を待つ列が既に出来ていた。チェックインが必要な私は、慌ててその航空会社の係員にチケットを見せた。ゴニョゴニョと電話したり、なんかやってるなぁ〜などと暢気に見てたら、「既に席は一杯ですので乗れません」との冷たいお言葉。
久しぶりにオーバーブッキング攻撃にやられてしまった。抗議して騒いでも意味が無いことは知っているので、さっさと係員の指示に従い一旦外に出て航空会社のチケットカウンターへ向かう私。「昔はいちいち食ってかかったもんだよなぁ、俺も大人になったなぁ〜」などと一人感慨にふけりながら。
* * *
その1時間後。私は何故かミラノのもう一つの空港「リナーテ」へと向かう連絡バスに乗っていた。無料で。つまり、マルペンサ発でカターニャへ行く全ての飛行機(他の航空会社含む)が一杯のため、急遽リナーテ発の便に振替えられたのだ。元々乗るはずだった便が午後15時半発で、最終的に乗れたのは21時発の便だった。
ま、予定より5時間半ほど遅れて、11時頃にカターニャ空港に到着。既にレンタカーのカウンターは閉まっていたので、タクシーでホテルへ向かいさっさと寝た。あ〜ぁ、疲れた。
チェックアウトの12時ギリギリまで部屋で過ごし、ホテルから直に空港へと向かう。中途半端な時間になりそうだったんで、一時間ほど早い飛行機に変更。
* * *
南仏では、快晴のとても暑い空が我々を迎えてくれた。パリは曇ったり晴れたり暑かったり寒かったりだった。パリで一緒に遊んだMちゃんなど、「寒くって、天気悪いし、いやだぁ〜」と言ってたが確かにそれは言えるかも。特に先に南仏の天気や暖かさを知ってしまってるだけに尚更だ。
自宅に着いたのは西日が最強になる少し前。それでも閉めきった部屋は十二分に熱せられていた。パリの涼しさが少しだけ恋しかった。
起きたら十一時だった。
既に朝食の時間は終わってた。だがこのホテル、普通に泊まるとかなり高いところなんで朝食がメチャ高い。だから食えなくってもいいや。コンチネンタルで140フランとか、アメリカンで160フランとか言われたら、食欲も失せるというものだ。
風呂入ったりしてから出かけると、既に昼食の時間。かみさんの強いリクエストにより、『野田岩』でウナギ。あまり好きではない私は、白焼き丼にしてみた。いや〜、旨かった。
* * *
ギャラリーラファイエットに行ってバーゲンの残りをあさったり、シャンゼリゼェで昨日に引き続き友人たちとお茶して、あっと言う間に夕食の時間。9時には着がえて行ってないといけない我々は、そこで別れてオペラ座まで戻ってラーメン。これもまたウマイ。
さくさく食べ、タクシーでホテルの戻り、綺麗な格好に変身して再度タクシー。一路シャンゼリゼェへ。ということで、向かった先は『LIDO』だ。パリで最も有名な店の一つ。えらく混んでるなと思ったら、それは隣にあった映画館で『M:I-2』の上映だった。
* * *
う〜む。かみさん共々同じような感想だったんだが、前回両親と行った『Moulin Rouge』の方が工夫されてたし、面白かったかもしれない。LIDOは少しアメリカを意識しすぎだな。
* * *
ホテルに戻ってバーで一杯。ジャックダニエルのシングルバレル。それからタリスカー。初めてのんだこのタリスカーは、私のスコッチ嫌いを覆すほどであった。強い香りとは裏腹なマイルドな飲み口。特徴のある後味。結構ウマイかもしれない。
約束の8時に病院に行き、健康診断を受けた。
本来ならば毎年受診すべきモノなんだが、ヨーロッパに来てからは初めてだ。一度だけ診断書を書いてもらったことがあるが、それはフランス移動に伴う手続きの一環であって、内容も問診が中心の簡単なものだった。
バスローブに着替えさせられて、病院内をぺたぺたと歩き回ったのだが、なかなか間抜けな姿であった。問診は日本人医師がいるんでいいんだが、他の検査(心電図、血液検査、レントゲン、超音波腹部検診etc.)は全てフランス人医師なんで、説明がいるところには日本人の通訳というかお世話をしてくれる人がつく。
超音波腹部検診(いわゆるエコーってやつか)を受けたのは生まれて初めて。自分のオナカの中がリアルタイムで見れるってのは中々不思議なものだ。しかし、「息を吸ってぇ。はい、止めてっ」とやると、確かに見えてる臓器?の形がかわって面白かった。アレ、どこなんだろか。
結局全部終了したのは昼近い時刻。かみさんは婦人検診の項目があったので、余分に時間がかかっていた。
朝の飛行機でパリ・オルリー空港着。天気予報の通り、曇天で時折雨。ほぼ快晴の暑い南仏から来た我々には、やはり少し寒い。約束の午後二時まではかなり余裕があったので、とりあえずホテルへ向かう。
さすがにチェックインできる時間ではなかったので、ロビーでパソコンを取り出して仕事をすこし片付けた。バッテリーが無くなる直前ぐらいまで頑張ってから、荷物を預けて食事に。当然、和食を目指す。ここ2週間は出張で行ってたシシリーでもあまり大したものを食べてないので、気合いを入れて一番高い定食。が、入ってた天ぷらが脂っこくって、のちのちまで胸焼けに悩まされた。
待ち合わせ場所のイタリア領事館そばにあるカフェで、お茶をしながら他の人が来るのを待つ。そうこうしてるうちに全員が揃ってしまい、そのカフェで書類の確認とかお金のこととかを話しながら時間をつぶす。2時からだと思ってた受付時間が、実は2時半からだったことがわかったからだ。
時間丁度に行ってみると、何故か人がいない。『午前中の仕事が忙しくって、みんな食事に出たばかり』だそうだ。うそつき。仕方なく片隅で座って待つこと5分、ロビーでうろうろしてたおじさんが窓口を開けてくれた。やっぱりな、ちゃんと居るのに仕事しないんだから、この人達は。
申請手続きは書類が完璧に揃っていたのもあって、いたってスムーズに終了。カフェに戻って、今後のことなどを話し、8月末に交付のためにパリに再度来ることなどを決めて今日はおしまい。
寝坊した。
慌ててホテルをチェックアウトし空港へ直行。出発時刻の40分前ぐらいにはカウンターに並んだが、列の進みが異常に遅い。こりゃまずいと思ったのだが、幸か不幸か乗るべき飛行機が遅れてたのでチェックインできた。これに乗れないと、今後の予定が随分変わってしまうので助かった。
…と、いいことばかりでは勿論なく、一時間以上も遅れて飛び立ったために、乗り継ぎ便に危うく乗り遅れそうになる。乗れたからいいけどね。
* * *
エクスに着いてから、明日使うための証明写真を撮りに街中の写真館へ。沢山使うかもしれないということで、一人当り8枚分を準備した。これだけあれば充分だろ。
夕方、メールチェックしてたら日本の友人とのメーリングリストに『コンコルド墜落』のニュースが流れてきた。それもパリ・シャルルドゴールを出た直後らしい。慌てて、普段から使ってるAsahi.comやCNN.co.jpなどのニュースサイトに行ってみると、まだ速報だけで詳細は出ていなかった。
コンコルドに乗ってニューヨークへ行っちゃうような知人はいないから、その点での心配はなかったが、空港そばのホテルに落ちたらしい、というのが気になった。既にバカンスシーズンに入ってるわけなんで、休暇でそういうホテルに滞在してる知り合いがいないとも限らないからだ。実際、あのホテルがある辺りには自分で泊まったこともあるし、友人を車で迎えに行ったこともある。なまじ少しだけ知ってるせいか、妙に気になった。
遅くになってから、今度は本家CNNに行ってみた。もっと詳しいニュースと炎を吐きながら飛んでいるコンコルドの写真が出ていた。現時点では原因などのことは出ていない。
実は仕事に関連した用事で、この木曜日からパリに行くことになっていたりする。飛行機に乗ってて、漠然と感じていた恐怖感が形になったような今回の事件。他人事では無い。
* * *
てなわけで、予定を繰り上げて明日帰ることになった。パリ行きは先週末に決まったばかりだったのでね。ついでに日本人医師のいる病院にて健康診断も受けてくることになっている。そのまま週末に雪崩れ込み、和食三昧してこようっと。
今日も仕事で遅くなってしまった。
やることは幾らでもあり、とてもじゃ無いが時間が足りない。かといって適当に端折っちゃうと自分の首を締めることになりそうなんで、それもまた出来ない。あぅあぅ。
* * *
遅くなった晩の夕食は、マクドナルドか中華料理の店と決まっている。というか、普通のイタリアレストランは開くのが遅いくせに、閉まるのは結構早かったりするのだ。非常にウィンドウが狭い。
マクドナルドは昼に行ったばかりだったから、消去法で中華に決定。ま、この中華もイマイチな料理が多いんだが、冷えた青島はうまいし、焼き餃子があるんでなんとか我慢できちゃう。
いつもなら独りで海に出かけるところだが、外の天気を見て止めた。
いや、正確に言うと風に強く揺れる“木”を見て、だ。前回出かけたときは、この風を甘く見ていた。浜辺で落ち着いて寝てるどころではなかったのだ。強く弱く吹き続ける風にさらされて、読もうと思ってた雑誌を広げることさえも困難だった。ブローに乗って飛んでくる砂粒が顔や背中に当たって痛かった。
実のところ、外出するのが面倒だった。それと、これが一番の理由なのだが、車を運転したくなかった。この島で運転するのは、かなり疲れる作業なのだ。かなりのエネルギーと集中力を要する。ボーッと運転するのが好きな私にとって、これは結構堪える。
* * *
午後も遅くなってからWGPの中継があることを思いだしテレビをつけた。既に500ccの最後の方だった。あぁ、失敗。当然イタリア語での放送なんで言ってることはサッパリだったが、所詮レースなんだから見てれば大体わかった。
久しぶりにゼッケン31番の原田がトップグループに絡んでいて、やったぁーと独り喜んでいたら、あっと言う間に6位ぐらいまで落ちてしまい、転倒リタイアしてしまった。残念。岡田もトップグループには入っていたんだが、もう一声伸びずに終わってしまった。去年のあのRepsolの速さはどこへ行っちゃったんだろうかねぇ。
* * *
さて、寝れるかなぁ。
ホテルの部屋に閉じこもった終わった一日。
腹も減らないし、特に外に出る必要もなかった。着の身着のまま短パンにヨレヨレのTシャツ、盛大な寝癖を残したままで顔も洗わずに。普段の自宅で過ごす週末とまるっきり同じな気もするが、それはあくまでも気のせいである。
冷静に来週の事を考えると、この週末のうちにやっておいた方がいい仕事があるんだが、それすらもやる気が起きず。ただひたすら寝たり音楽聴いて、飽きたらinternet繋いで、それも飽きたら寝て、という極楽のような生活。ほとんど昼も夜も無し。冷えすぎるきらいがあるのでエアコンは切ったままだが、ホテル内の冷気のためか暑すぎ寒すぎずで丁度いいぐらいに保たれたままだった。
あぁ、でも疲れた。
何となく帰るタイミングを逸したのと、自分でもやることがあったのとで気付いてみたら十一時過ぎ。それからみんなでマック行って楽しい楽しい金曜日の夜は終わり。
* * *
相手の言ってることもわかるんだけど、その内容ではなく方向性そのものが間違ってるような気がしてならない。が、ちゃんとデータで示したいので今日は頭を抱えてる振りしておしまい。どうしても彼らエンジニアは全体が見えてないというか、技術や枝葉末節に入り込みすぎてて本質が見えていない。その差がどうしてももどかしい。
あんなに頭がいい連中なのに、惜しいなぁ。
大量のデータに埋もれ、やることはわかってるんだけどどうしてもやれることに限界がある。それを感じつつ、ひたすら処理・処理・考察・変更・処理…。
事務所と客先を行ったり来たり。落ち着いて考える時間が持ちたいよぉ〜と叫びつつ、それでも話したり考えたりを繰り返していく。自分の言ってることややっていることが正しいのかどうか確信など持てずに、取り敢えず実行している感じ。
時間をくれっって言ってんだろが、オイ。
例のごとく、早朝の便でローマ。火曜だと、月曜に比べてはるかに空いてて静かだということを発見してしまった。落ち着いて音楽聴いていられて幸せ。
事務所に到着して直ぐにクリーンルームへ。3時過ぎに昼食、その後は夜まで。結局事務所には荷物を置きに顔を出したようなものだった。
遅い時間からだとあまり選択肢は無く、カターニャ市内にある中華で夕食。青島がうまいっ!
* * *
思ったよりは暑くないカターニャの第一日目はこうして終わった。
先週末からの風邪の症状は良くなってきており、たまにくしゃみが出るぐらい。なのに、腹の具合は悪いままだ。
朝目覚めると軽い胃痛があるし、少し下し気味。だがそんな違和感があるのも少しの間だけで、直ぐに忘れてしまう。それが昼食時にパスタを食べながらガス入りの水をゴキュッ!と飲んだ瞬間に再発。と言うほど大げさではないが、軽い締めつけ感と言ったらいいのか、あまり経験したことのない違和感を感じる。
今のところはさほど深刻でも無いが、最近のあまりまともとは言えない食生活や出張生活の悪影響から、身体が悲鳴を上ているのではないか、と自分なりに解釈している。もうすぐパリに行き、日本人医師による健康診断があるはずなので、その時にでも相談してみることにする。
* * *
そんな具合の悪いお腹を抱えながら明日から出張。この出張期間では酒・食事とも、もうすこし考えてみようと思っている。
「さてと日記でも書くかな」とエディターで必要なファイルを呼び出したところで、後ろから覗き込んだかみさんに「今日はなんもしてないから、書くこと無いっしょ」と鋭い指摘を受けてしまった。
まったくその通り、どこにも出掛けてないし、起きてる時間の半分程はPCの前で過ごしてたわけで、あまり生産的では無かったなぁ。ま、夕食の支度を色々と手伝って妙に充実した食事になったことぐらいか。やや食べすぎ気味だったけど。あぁ、また太っちゃう。
てな感じで、昨晩寝る前まではかなり風邪っぽかった体調もほとんど直ってしまった。気をよくして、窓を全開にして青空を眺めながら、ゆったりとバスタブにも浸かったし。昨日・今日と天気がいいわりには涼しいので、風呂上がりでもあぢあぢにならずに済んでいる。
* * *
明日は月曜日。最近のペースだと早朝の飛行機で出張に出るところだが、休みを取ることにした。もう一日自宅でゆっくりして、火曜から二週間の予定でシシリーへ行く予定。ヨーロッパへ来てからだが、特に予定を組んでない休暇のタイミングで必ずと言っていいほど体調を崩している。偶然なのか、はたまた自分の予知能力のナセル技か、それはよく判らない。
数日前から風邪気味でくしゃみが止まらなくなったり、鼻水が出たり。ホテルの冷房の調節がうまく働かないのが原因だろうか、と思ってみたり。それと、遅い時間に夕食から戻って服を脱いでそのままベッドに倒れ込み、設定温度が低すぎるなぁと思いながらも眠気に負けてしまったことが何度かあるしなぁ。
というわけで、あまり体調はよろしくない。特に外出する予定も無かったので、部屋でPCをいじったり、Tour de Franceの生中継見たり。ぼやぼやと過ごしてるうちに夕方となってしまった。夕食の買い出しぐらいは出掛けないととスーパーへ。
最近始めた「ちょっとは高いワインを飲もう」キャンペーンのためのワインも2本ほど手に入れた。一応の目安は200フランぐらい、かな。普段は20フランとか30フランとかだから、その差はデカイ。このぐらい出すとボルドーで三級や四級に格付けされたかなり高級なワインが買えるのだ。もう少しだすと二級も買えてしまう。つまり、五級までに格付けされてるようなワインを色々と味わってしまおう、というのがこのキャンペーンの主旨だったりする。
で、今日のワインはこれ、Chateau LA LAGUNE。まだ97年と若いワインだったが、若さを感じさせないまろやかさがあった。最後まですぅーっと飲めてしまい、よく言えば“癖がなく飲みやすい”のだが、有り体に言ってしまえば個性に乏しいというところか。とにかく、強烈な何かが無い。けどウマかったからOK。
本音を言えば昨晩のうちに自宅に戻っていたかったんだが、夕方からミーティングがあることがわかってたので、それは前から諦めていた。とは言え、フランスは祝日なんだから、いくらイタリアでは休みじゃないからと言っても、出来れば休みたい。
そんなわけで、今朝一番のミラノ行き。4時起き、ホテル5時チェックアウト、6時離陸。チェックアウトしようとしたら、会計用のPCが今使えないとかなんとか言い出してやや焦ることになったが、幸いすぐに使えるようになった。そんな詰まらん理由で乗り遅れたくは無い。
と、それだけ早起きして無理しても、アリタリアが遅れるのはいつものことで、乗り換えて南仏に到着したのは、定刻から約一時間遅れの昼12時過ぎだった。
* * *
直ぐ自宅に戻らずに、通り道にある巨大スーパーCarrefourに立ち寄る。CDを買おうと物色してるところにかみさんからの電話。「そんなところで何やってんの!?」と言われつつ、夕食用の食材も買って帰宅。
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夕方、知り合いが訊ねてきた。このYさん、もともとエクスにフランス語の勉強に来てたんだが、最近パリに移動して花関係の学校に通っている。これから夏のシーズンになってしまうと、学校が休みになってしまうので一度日本に戻るんだそうだ。で、その前に慣れ親しんだ南仏へ舞い戻ってきてるというわけ。
パリの天気の悪さやその他諸々のことを嘆くことしきり。先に南仏の空を知ってしまっては、それもまた仕方ないかもね。
夕方からのミーティングに向けて、作ってきた資料をプレゼンできる形にしていく。最近はもっぱら液晶プロジェクターを使って、PCから直接映す形にしてるのでかなり作業自体は楽になった。直前まで、或いはその場でどんどんと変更して行けるのは、やはりありがたい。
昨日愚痴ったとおり、使ってるPCが遅いのもあって、大きめのPowerPointのファイルだと扱うのがちょっときつい。一度開いてしまえばさほど問題はないので、プレゼン自体には支障を来たさないのがせめてもの救い。どうしてもデータを処理して、様々な形で視覚化することが多いため、Excelのグラフが大量に入り込むことになるんで。
そんなこんなで出来上がったファイル、妙に読み込みや再保存に時間がかかるなぁ〜と思ってサイズを見てみたら、20MB超えていた。前に9MBぐらいのでもヘェ〜コラ言ってたのに、全くもう。
* * *
しっかりとまとまってなかったのと、私の英語力の低さでわけのわからんプレゼンになってしまったが、一緒に参加した人達に色々とフォローして貰ってなんとか切り抜けた。ふぅ、取り敢えず終わったからいいや。
今までに取得した生のデータを形にすべく、PCと格闘した一日。
遅いCPU、少ないメモリー、もっと少ないHDD容量、狭い液晶画面。と、いいこと無しのノートパソコンでの作業は決して効率的とは言えず、なかなか捗らない。会社のこの辺のインフラに関してのポリシーは良く知らないが、あまりにも低レベルかつお粗末であることは確か。別に何億円もするものを買って寄越せと言ってるわけでもなく、たかだか数十万円レベルの話なのに。勿論、単体PCだけの話ではなく、もっと包括的な意味での、というか普通の意味でのインフラとか仕事環境のレベルの低さは、もう目を覆わんばかり。
わかってない、或いは勘違いしてると、こうやって無駄に時間を取られていくという典型。コミュニケーションにも、データのやり取りにも、それから仕事で結果を出すことにも、とにかく内容と共に“スピード”が求められているのに。もう、何年も前から指摘されているのに変わってこない。というか、分析しようともしていない。単に目先のコストを下げるだけで、投資に対する効果の評価がされていない。
情報の価値、仕事の価値の“評価”がちゃんと為されていないために、無駄なコスト(時間的、人的、お金etc.)が大量発生し、無駄な仕事へと変換されていく。スピードがどんどんと削がれていく。
今日も早めに上がって、出張者含め5人ほどで私の泊まってるホテルへ。
別にホテルに用事があるわけじゃなく、その前に停まってるタクシーに用事があった。このホテルの前は、ガソリンスタンド兼タクシー溜まりになっているのだ。普通なら夕食へはそれぞれの車に分乗していくんだが、今日の店は街中の、それも不案内な地域にあるため、タクシーを使うことにしたのだ。それに、人に大体の場所と名前を聞いただけのところだったしね。
ホテルからはほんの10分足らずの距離だったが、自分たちの車を使わなくって大正解。狭い道を埋めるが如く、両側路上駐車がビッシリという所で、とてもじゃないが車を置くスペースなど空いてないのだ。
まだ時間が早く開店前だったようで、店員さん達はテレビを見ながら夕食を食べていた。「5分待ってくれ」と言ってから少しすると、あっと言う間にテーブルセッティングをして水とワイン、それから前菜が出てきた。この前菜、シチリア風のどこにでもあるような家庭料理って感じの品々(計、7品目ぐらいあって、各人が好きなように取り分ける)で、とっても美味であった。前菜とパンにワインですっかり満足してしまった。
と言ってもそれだけでは済まずに、パスタとリゾットの半分ずつ盛りの後、メインには“カジキマグロの切り身”と“名無しの小魚”をそれぞれ焼いたモノ。レモンをかっと搾ってちょっとオリーブオイルを掛けて食べた。これはこれで結構うまかったが、腹が既にパンパンだったのもあって、かなり辛かった。もしかして、大根おろしに醤油だったら違った味わいだったかもしれないけど。
* * *
涼しめな日中。外気温が33度ぐらいなら、普通って感じになってきた。いやはや。
ローマ空港で少し長めの待ち合わせ時間があった。と言っても、定刻通りならば二時間程度。中々定刻通りとはならないから、こんな余裕のある便にしてるんだけど、それはさておき。
暇な時間とはいっても、さすがに居眠りするわけにはいかない。寝過ごして乗り遅れるのも困るが、それ以上にイタリアの空港で独りで居眠りというのはあまりにも不用心すぎる。となると、こうしてPCを使って仕事したり、日記用のメモを書いたりすることが多くなるわけだが、残念ながらバッテリーの持ちの悪いボロPCなんで、ずっと使いっぱなしにも出来ない。
で、最近はこの移動時間をゆっくりとCDを聴く時間に充てているわけなんだが、イタリアだと少々問題がある。周りがうるさすぎるのだ。
こうして座っているだけでも、無駄に音圧の高いお喋りが周りで繰り広げられている。協調性のない輪唱のように響いてきて、ゆっくり音楽を聴くのに適した環境では無い。おまけに、沢山ぶら下がっているTVモニターのうちの幾つかでは、ご丁寧にも音入りで何かの番組を流している。それも結構な音量で。誰が見てるのか知らないが、これもノイズの一つになっている。
それだけではない。
タバコの煙に煩わされない場所を探すのも骨が折れる。このロビーはそこいら中に書いてあるとおり『禁煙』になっている。イタリア語と英語と、わかりやすい直径30cmほどの“タバコにばってん”マークが見て取れる。残念ながら彼らの目にはそれは映っていないようだ。というか、見えてるけど単に無視してるだけなんだろね。
と、そんな環境の中、そこそこ静かで煙が漂ってこない場所をやっと発見し、落ち着いたところで大体放送がはいるのだ。ゲート変更のお知らせ。カターニャ行きの飛行機は毎回遅れるし、その影響か度々ゲート変更がある。今日もA9からA11へ移動となったし。
ここイタリアで、安住の地を見つけるのは難しい。
朝の6時。
暑くって寝苦しく、つい起き出してしまった。窓を開けてベランダに出ると、寝室の暑さとは裏腹に意外と涼しい風が。かといって天気が悪いわけではなく、今日一日よい天気になりそうな空の色だった。
水を一口飲み、トイレによってから、一度はベッドに戻った。だが、やはり暑くって眠れない。外の涼しさを知ってしまった皮膚が、何かを求めているような感じ。十分ほど逡巡してから、短パンを履き替え、NIKEをはいて外に出た。軽く走ってみることにした。
最初の五分ぐらいは、早朝の涼しい風が心地よかった。だがそれも、そこまで。あとはもう苦しくって、苦しくって。ゼェ〜ハァ〜言いながら、近所のスーパーの巨大駐車場まで辿り着いたところで休憩してしまった。道は遠いなぁ。
* * *
昼前からは週末恒例のWGP観戦。イギリスのDonington Parkからの中継は、いつ雨になってもおかしくないような天気。
その天気の急変を予測して、或いはそれに賭けて、タイヤ選択で冒険した者達がいた。それが250ccクラスのWaldmannと松戸。もし途中で雨にならなかったら、二人とも21位とかその辺りだったはず。それが最終周の最終コーナーでOlivierをパスしての優勝。「バリ伝」にも雨のホッケンハイムの話が出てたけど、漫画でもここまで冗談みたいな話は描けないと思った。
最後の一周だけで20秒差をひっくり返すなんて…。
今日は朝から忙しい。
床屋に行って髪を切らなきゃいけないし、今日から始まるエクスのバーゲンも覗いてみたい。あ、それから昨日ついに壊れてしまったコロコロバッグも買い換えないと。
因みにこのバッグ、赴任前に宇都宮の福田屋で買ってからずっと使ってた。ヨーロッパに来てから出張の度にずっと使ってたから、飛行機に積み込まれた回数は往復で数えると250回は下らないと思う。いくら日本製で作りがよくっても、流石にガタが来ても仕方ないだろう。
ということで、LANCELのお店で新しいのを買ってきた。ちょっと見はTUMI風のやつ。TUMIだと十万円ぐらいしそうな奴が、ほぼその五分の一で買えた。ま、それならOKでしょう。
* * *
半年ぶりにOne day in AIXを更新した。またしてもベランダから見た空。
昨日も書いたとおり、夕方の便で自宅へ戻る。
ということで、昼飯も食えずに仕事をしてみた。ま、夕方の、それもやや早めの時間に帰ることを考えれば、それはそれで仕方ないことと諦めている。
* * *
7時頃のミラノ・マルペンサ空港。丁度この時間帯だと、フィレンツェ行きがあり、それに向かう日本人観光客が山ほどいた。関西弁の人も多かったから、関空行きもあるのかもしれない。
なんとなく、日本に帰りたくなった。
明日、南仏のアパートに戻る。今回は、普段使ってるのよりも遅めの飛行機を予約したんで、自宅に着けるのは恐らく夜の十時過ぎ。と、遅くなったとしても家に戻った方がナンボかいいやね。
* * *
相変わらず暑い日々だが、昨日や一昨日よりは少し涼しい気がした。それでも車の温度計が指し示すのは38度とか。なんか、この暑さに身体が順応してきたようだ。いいんだか、わるいんだか…。
あぁ、眠い。ということで、本日はここまで。
早めに出社して客先へ。
んが。予定してたことが突然キャンセルになり、すごすごと引き返すこととなった。ったく、前々からわかってるはずだろうに、どうしてこうなるかなぁ。
* * *
日本・ドイツ・アメリカ・フランス(わし)からの出張者と現地駐在員にて夕食に繰り出した。カターニャの中ではそれなり高級な店で、さすがにサービスもしっかりとしてるところにした。
前菜、パスタ、メイン、デザート、カフェとフルコースで食べてしまった。どれも美味しかったが、さすがにこれだけちゃんと食べちゃうと腹が苦しい。というか、こんな生活続けてたら絶対早死にするな。
ということで、明日から軽〜く食事制限でもしてみようと思う。続けばいいんだけど…。
特に変わったことも無く、ナニゲに一日が過ぎていく。
仕事で少し遅くはなったが、特に厳しい状況でもなければ重圧も無い。それぐらいで常にいけると楽なんだけど、なかなかそうも行かない。ま、仕方なし。
* * *
昨日に引き続き、すさまじいばかりの暑さ。車についてる温度計では、38度ぐらいを指すこともあった。さすがにそこまで暑いと、風が吹いてきてもドライヤーを浴びせられてるようなもので、有難みもなければ当然涼しくも無い。エアコンがなければ、こんな島には居たくないなぁ。
USAのフェニックスというところから出張で来てるエンジニアに聞いたら、彼の地では夏の一番暑い時期だと45度ぐらいまでいくそうだ。それでも湿度が低いから、言うほど過ごしにくくはないとのこと。ま、あまり経験したくはないような気がする。
例のごとく早朝6時半の飛行機でローマへ。そこでシシリー島のカターニャ行きに乗り換える。マルセイユ空港でたまたま会った知り合いに聞いたら、行き先は私と同じところだった。ま、会社は全然別だけど広い意味では同業者だからね。
事務所まで乗せてってくれるというので、カターニャ空港で車を借りる手続きが終わるのを待った。いやもう、時間の掛かることといったら。マルセイユ空港でレンタカーを良く借りてたが、ちゃんと予約してあれば5分足らずで済む手続きの筈なのに、20分以上かかっていた。一体、あれだけ時間を費やして何をしているのだろうか。不思議に思う。
いつのまにやらもう7月。文月。July。juillet。
考えてみれば、両親が来仏して帰ってからもう二週間。自分はいきなり普段の仕事に戻り、出張先のシシリーで暑いだなんだと管を巻いてたら、あっと言う間に今年半分が終了していた。これを速いと言わずして何を言うか、という感じ。
* * *
いい時期を外してはいけないと、夕方近くからラベンダーを求めて車を走らせた。先週末にかみさんも参加した知人の結婚式、その後みんなで写真を撮りに行った場所らしい。それがこのあたり。
陽気がいいせいか蜂がぶんぶんと飛び回るなか、私達と同じく車を路肩に停めてはカメラを片手にした人が出てくる。考えることはみんなあまり違わないのね。最近気にってよく使ってる、デジカメのマクロモードを駆使してラベンダーと蜂の絡み写真も撮ってみた。良かったぁ、蜂に刺されなくって。
# 因みに去年はいつ頃見に行ったかなぁ〜と思ったら、ほとんど同じ日付で7月3日だった。
* * *
夜八時からEURO2000の決勝戦で『フランス 対 イタリア』の試合があった。イタリアが、 あの詰まらないサッカーで勝つのは悔しいなぁと思ってたが、1点リードで迎えた90分過ぎに同点に追いつかれた。
サドンデス方式の延長戦が始まっても、フランスがゲームを支配していたように思えた。それがそのまま結果に繋がり、2-1でフランスの勝ち。ワールドカップに続いてのこれは、中々凄いことなんじゃ無いだろうか。
日記をサボっていたら、アッと言う間に一週間が過ぎた。覚えてる範囲で今週を振り返ってはみるけど。
* * *
ということで、今日のこと。
土日を挟んだ出張続きで、南仏で行われる様々なイベントに参加できず不満が募っていたところ。実は先週も、結婚式に誘われていたんだが、あえなく断念。やはりシシリーと南仏は遠かったようだ。
やっと帰ってこれた今週末、毎年恒例の南仏日本人会BBQ大会があったので参加してきた。場所はエクスから西へ小一時間程行ったBrasという小さな街にある合気道の道場である。ここは道場の前がちょっとした広場、裏には芝生が広がっており、とても静かでいいところ。
やっぱ、遠火の炭で焼いた魚はうまいねぇ。レモンもあったけど、大根おろしに醤油で食べた方が断然旨かった。道場の先生お気に入りのワインはロゼ、赤ともにさっぱりと飲みやすく、これまたgoodであった。
* * *
一通り食ったり飲んだりした後、芝生で始まったミニサッカーに5分ぐらい参加した。というか、それだけで息があがってしまい気持ち悪くなってしまったのだ。情けないけど、酒飲んでサッカーなんかするもんじゃないねぇ。気持ちは球の方に行くんだけど、身体がついていかないという感じ。やっばいよなぁ。