TOP > diary index > ◆2000/08
2000/07 < ↓ end of page > 2000/09
ミーティングが終わり気が抜けたと言うか、そんな感じでボヤッとしたまま過ごしてしまった一日。少しはゆっくりとお茶でも飲みながら、普段出来ないことでもしとかないとね。身体が持ちませんがな。
* * *
「夕食、どこにしよっか」と、いつもの如く仕事の終わりごろになり誰からともなく漏れてくる言葉。いい加減、どのレストランにも行き飽きてて、でも選択肢は多くなく、毎日繰り返されることながらもだんだんときつくなっていく。
正直、何も食べたくないに近い気持ちではあったのだが、他の出張者もいる手前そうもいかずに、適当に幾つか案を出してみる。で、その中の一つのホテルのレストランにしてみた。先週、自分でも泊まっていたところだったのだが、不思議とそこでは食事したことがなかった。
海沿いにある、プール傍のレストランで夜風に吹かれながら。野郎ばかり6人ほど。下の岩場に打ち寄せて砕ける波の音が意外と心地よかった。料理はそこそこだったのだが、時間がやたらにかかり、疲れてる我々は無口になりネムネム状態に突入してしまった。
眠くなるまで飯食ってたくはないやね。
ふと、気付けば水曜日。週も半ばへと差しかかる。
懸案だったミーティングが午後に終わり、そこそこ悪くない内容だったので、一先ずはホッとした。とにかく、考えつくことで自分の出来る範囲のことはほぼやり尽くしたという気持ちで出席したので、幾らプレゼンのマテリアルがしょぼしょぼでも、全然気にならなかった。データに裏打ちされた余裕とでもいうのか。ややそれに振り回され、身動きが取れない部分もあったけど。
とにかく、一区切り着いた。後は、これをまとめて報告すべき人たちに出しておかないとね。
本当はホテルに持ち帰って処理したい案件があったのだが、やる気が起きない。下巻の1/3を残すところまで来ていて続きが気になる本があり、どうしてもそちらに手が伸びる。夕食直後には「眠いなぁ」と思っていたのがすっかり目が冴えて来てしまう不思議。
ベッドに寝ころがって読むには本が厚すぎ、どうにも持ちにくい。これは飛行機の中で読むときも同様で、片手で気軽に持って読める文庫本サイズが便利でいいよな、などと一人考えてしまう。固い表紙の本を読むのがあまりにも久しぶりなため、余計にその紙のボリュームを持て余してしまったようだ。
それでも。そんなことが苦にもならずに、長編をほとんど一気に読み切ってしまった。
読みながら、考えが膨らみ、思いだし、思い出しそうになり慌て、二十何年も前のことを、音を、匂いを、感触をどきどきしながら味わった。自分にはあるはずのない経験が、まるで過去にあったかのように錯覚し、自分の中で封印していたことまでが飛び出しそうになる。
その頃の自分が、本の主人公たちと大して違わない次元にいたような気がしてならない。少しの違いしかなかった。いやほとんど紙一重だったのかもしれない。そしてそれは、その時分のことじゃなく、“今の自分”に対しても言えることのような気がした。
* * *
因みに読んだのは『永遠の仔』だった。すっかりはまってしまった。
相変わらずシシリー行きの便は混んでるようで、予約が取れたのはまたしても昼過ぎのだった。お蔭で早起きせずに済み、楽ではあったけど。月曜日に四時半起きなどしようものなら、眠くって使いモノにならないのがオチなのではあるが、今週はミーティングが水曜日に控えており、時間が惜しい。という気もしたが、まあ仕方なし。
* * *
カターニャ空港のAVISカウンターでレンタカーの鍵を預かり、駐車場に車を取りに向かった。炎天下のなか重い荷物をゴロゴロ引きながら。今日のシシリーは暑いだけでなく湿度も高く、日本の夏のようでかなり堪える。
普通だったら目的の車が停まってる所の番号も教えてくれるのだが、ここではそれは無し。自分の目で探し出さないといけない。レンタカー会社専用の場所がないんで、一般向けの立体駐車場の一部を利用しているようなのだ。
――10分経過。無い。
――20分経過。
別の場所も探してみるが、発見できず。いい加減で暑さと湿度で気持ち悪くなってきた。ジーンズが湿っぽくなり肌に張りつく、という感覚を久しぶりに味わった。
もう一度入り口付近に戻ったところ、さっきは居なかった駐車場の係員のおっちゃんがおり、レンタカーの契約書などを見せると「あっちだ」と指さしてくれた方向は、一か所だけ探し忘れてた場所だった。この駐車場、よく見ると二階部分が二つに分かれており、繋がっていないのだ。その片方だけしか私は探していなかったようだ。くそっ。
暑さに起こされた朝。
家の中の涼しい場所を求めて移動し、結局私はパソコン机に落ち着く。朝食のシリアルを食べつつ、Webったり。
今日もやる気無しモードだったので、自宅でのんびりと読書したり昼寝したりして過ごした。昼食にはタイカレー、夕食にはキムチチゲ。
まだまだ暑いのだ。
昨晩のBBQでは、しこたま肉とかイワシとか、それからナスとかトウモロコシとかを食べ、ビールやワインも飲んだ。
暮れていく夏の陽を惜しみながら、だんだんと涼しくなっていく外の空気の中。「日が短くなったねぇ」とそれぞれが口にし、最後には小さなロウソクの灯を頼りにして静かに時を過ごした。
* * *
という充実した昨日から明けて、土曜日。相変わらず我が家はとても暑く、昼寝をしてても寝汗をかいてしまう。
夜は外食。最近ミュンヘンから越してきたOさん夫妻を誘い、数ヶ月ぶりの和食レストラン『YAMATO』へと出かけた。色々とドイツの話や引っ越しのことなどをうかがい、楽しく過ごした。
6時半の飛行機に乗るべく、4時半頃になんとか起き出した。荷物を詰めるのにやや手間取り予定よりも少し遅れてしまったが、そこそこ余裕のある時間に到着。チェックインの列に並んだ。
私の番が回ってきたのが丁度6時頃。渡したチケットを一瞥したAlitaliaカウンター嬢が一言「もう遅いよ」と宣う。え、でもまだ30分近くあるのになんでやねんとくってかかったのだが、取りつく島もなし。くそ〜と思って改めてチケットを見てみると、ミラノ行きは6時発だったのだ。あぁ、勘違い。またしてもやってしまった。
と、そのまま落ち込んでいても飛行機には乗れないし、約束の時間にパリには着けない。チケットカウンターにて擦った揉んだしたあげく、当初予定のミラノ経由パリオルリー着ではなく、ローマ経由シャルルドゴール着となった。時間的には約束の時間ギリギリだったが、他に選択肢も無く、それに決定。
* * *
8時半頃発のローマ便。天気がよく、珍しく霞んでいないローマ上空。空港が近いため高度が下がってたので、町並みが手に取るようにわかる。「どの辺飛んでるのかなぁ」と外を見てて最初に気付いたのが丸い城サンタンジェロ。お、と思ったらすぐ近くにはコロッセオも見えるし、バチカンも見えた。
* * *
そしてパリ。寒いかと思って上着を持ってきてたが、全くそれの出番は無し。パリとは思えない晴天と太陽、それに“暑さ”にやや驚く。まるで南仏のような綺麗な青空が広がる。
飛行機が30分以上遅れ、荷物が出てくるまでやや時間がかかったのもあわせ、とてもじゃないが約束の時刻に間に合いそうにない。まずはタクシーに乗り、相手に連絡を入れた。飛ばすタクシー。
15分遅れで16区にある目的地に到着し、すぐ手続き開始。15分足らずで全て終了し、私のパスポートに、また新たなVISAが張られた。本当ならかみさんの分も本日発給されるはずだったのだが、直前になり状況がかわり、発給はずいぶんと先のことになるらしい。その国の方針が変更されたのだそうだ。まったく色々とやってくれるよ。
* * *
今後の進め方など、かるく話し合った後、すぐさまタクシーにてパリオルリー空港へ。またエアコン無しの暑い車だった。マルセイユ行きの時間を早いのに変更しようとカウンターに行ったら、「直接チェックインカウンターに行けば大丈夫」と言われる。30分後に出る一番早い飛行機にまだ席があり、それに乗れることに。ラッキー。
パリ滞在時間はたったの三時間ほど。慌ただしかったが、おかげで誘われてたBBQにも間に合いそうだ。
昨晩はちゃんとバスタブにゆっくりと浸かってから寝たのに、一日PCと戦ってたら夜には酷い肩凝り。う、二日連続。きっと、ホテルのエアコンが強すぎて身体が冷えるのも悪いんだと思う。折角デジタル表示の温度設定パネルがあるのに、思い通りの温度には決してなってくれない。一昨日ぐらいまでは、どうやっても21.8度ぐらいに張りついたままだった。朝、シャワーを浴びるとき「あぁ、暖かくて気持ちいい」と心から思ってしまうほど。
なぜか昨日からは23.8度と、小春日和というか雪解けを思わせる暖かな部屋となっていた。あと二度ぐらい上げたいとボタンをいじってみるも、やはり結果は同じく制御不可。昼間の外気温が40度近いところでのこの熱衝撃、生身の人間には結構堪えるものがある。
* * *
2週間の出張を終え、やっと明日は我が家へ。仕事に関係した用事があるので、ミラノを経由してパリに寄っていくことなっている。お蔭で、ここを出るのは早朝なのに自宅には早くても19時頃にしか戻れそうにない。ま、いいけど。帰れれば。
私が直接係わってたことではないのだが、今後とも色々と関係してくる“ある事柄”に関して、大トラブルが発生していた。今朝の段階まではほとんど絶望に近いほど状況が悪かったんだが、夕方になり突然いい方向へと大転換した。
ということで。それを皆で祝うべく、普通の時間(8時頃のことをさす)に事務所を後にしてレストランへ祝杯をあげにいった。目指した店は閉まってて入れなかったが、代案として採用した店も決して悪くはなかった。
前菜に小イカとシャコ。新鮮なシャコを揚げたのを頭っからパリパリと。パスタには奮発してアラゴスタ(伊勢海老丸ごと一匹いり)を6人で。プリっとしてうまい。で、メインは鱸のカルトッチョ(ホイル包み)でさっぱりと。あ、幸せ。
トラブルが解決しない。ずるずると時間ばかりが過ぎていき、それに対応してる人達が激しく消耗していくのだが、それでも何も見えてこない。暗い。
自分でもやることが山ほど(ほぼ無限に近いかも)あるので、彼らにあわせて仕事してたのはいいが、十一時を過ぎて頭がサッパリまわらなくなってきた。あ、そろそろ集中できる限界かもしれない。なにしろ、今の仕事ではコナスベキコトが山脈の如く目の前にあっても、体力勝負ではダメ。気を入れていかないと、無駄なデータを積み上げただけになりやすい。
* * *
必然的に夕食は最後の砦「マクドナルド」となる。大量の日本人がわさわさと店に入っていくと、店員や客の目に驚きや戸惑いが見て取れる。ここはイタリアの中でもかなり田舎の、東洋人が非常に少ない土地なのだ。
その視線を無視しなかば楽しみつつ、注文。が、時間が遅すぎたためビールもコカコーラ・ライトも無く、スプライトとなってしまった。ウン年ぶりに飲んだが、ふた口ほどで止めてしまった。昔は飲めたんだけどなぁ。
もう一ヶ月ぐらいはデータ処理に費やして来たと思う。思ってることがうまく表現できるような形を求めて、計算したりグラフにしたりシミュレーションしたり。
ふと思い立って、かなりシンプルな処理方法を試してみた。そしたら、それが一番キレイな形になってしまったようだ。余計なことはせずに、単純に表現してみただけ。いままで色んなパターンを試行錯誤してきて、こんなんが解答かと思うと拍子抜けの感はある。だが、やはりシンプルが一番ということらしい。
ただ。
この形になるまで様々なアイディアを試したり、それを実現するために新しい計算シートを作ったりの作業は“決して無駄にはなっていない”と信じたい。今までの時間がゴミだったと思うのは悔しいし、それに最初っから簡単な解法だけだったら、それがいいのか悪いのか判断が出来なかったんじゃないかと思うからだ。ま、ただの慰めかもしれないが…。
昨日遅かったので、朝はゆっくり。またしても朝食は無し。なんでホテルの朝食、12時ぐらいまでやってないのかなぁ。
* * *
他の出張者の泊まってるホテルのプールにて、ビールを飲みつつ日光浴。というか、単に寝てただけだけど。それでもシシリーの太陽を浴びて、熱くなったらプールに飛び込みという午後の過ごし方も悪くはない。あ、でもこのホテルのプール、海水なのね。ショッパイ。
* * *
もう20日となってしまい、日本ではお盆も終わって土用波とか台風とかクラゲとか。なんとなく夏が消えていきそうな、そんな寂しさを感じるころ。
この島はまだ暑いけど、そろそろ日本は秋へと向かいつつあるようだ。
週末。
ホテルの朝食には間に合わない時間に起き、すこしまったりしてからシャワーを浴びて外へ。レンタカーを走らせ、いつも昼食を食べてるスーパー Auchan の一角へと向かった。ちょっと買いたいモノもあったし、勝手のわかってるところの方が楽だったから。
平日はさすがにやらないが、休みともなると昼食にもビールなどをつい取ってしまう。この店、トレーを持って歩いて自分の好きなモノを載せ、最後に清算するだけなんで、とっても気軽なのだ。ビステッカとサラダとビールとケーキとガス入りの水。それだけ載せて全部で19,500リラ。約1,000円ですな。安い。
で、席に着いて最初に口にしたのがビールだった。今朝起きてから最初に呑んだものがビールってのはなんとなく嫌だなぁ。
* * *
夕方、部屋でうとうととしてるとことで携帯電話がなった。
「これから皆でタオルミーナに飯食いに行くけど、行かない?」と誘われたら、それは断れない。というか、私も行きたかったし。何故かというと駐在してるFさん、最近このタオルミーナがエラク気に入ってて、何度も行ってるらしい。で、レストランも少し高めなところが多いが、当りの所ばかりでかなりいいらしいのだ。
かなり飛ばして小一時間ほどで到着。さすがにバカンスシーズン真っ只中、人も車もかなり多い。大きな立体駐車場に車を停め、徒歩で街へと向かう。野郎ばかりで別に見たい店や場所も無く、とりあえずカフェでお茶。というか半分以上のメンバーはビール。冷えててウマイっ!
レストランの開き出す時間まで時間をつぶし、ビール2杯ほど飲んだところで行動開始。新規開拓しようということで、適当なところに当たりをつけ、店まで行ってメニューで確認してみる。どこでもメニューが外に置いてあり、何が幾らぐらいであるのかが、店に入らずともわかるからだ。
一件目、一品の値段がちょっとしたリストランテの一食分に近い。ダメ、高すぎで却下。二件目、値段は良心的。悪くなさそう。メニューにミネストローネがあるのも珍しい。決定、ココ。
お通し、前菜、パスタ、メイン、デザート、カフェ。どれも悪くない。とくにミネストローネがお腹にやさしく、しみるようにうまかった。あと、メインで食べたイカを焼いたやつ。プリッと柔らかく、美味しかった。それと、デザートで食べたパンナコッタもサッパリ系で美味。
* * *
タオルミーナの夜はまだ終わらない。
駐車場へ向かう道は、タオルミーナのメインストリートでもある。そこを歩いていくと、遅い時間でもバールやちょっとしたお店、それからジェラッテリアも開いていたりする。
レストランでちゃんとデザートまで食べ、そのあと近くのバーで一杯飲んだ後だというのに、何故か元気な我々はある一つの試練に挑戦した。「全てのジェラート屋で食べよう」という至ってシンプルな挑戦だ。それを食べつつ歩き、次のジェラッテリアまでにそれを食べなきゃいけない、ということにしたのだ。
イタリアンジェラートはとても美味しくって好きだけど、ここは観光地なわけでその手の店が沢山ある。下手すると2m置きに3軒連なって別のジェラート屋がある、なんて恐ろしい事態も発生するわけだ。
結果的に十件近くあったジェラート屋全てを征服することは出来なかったが、それでも私は3軒、多い人になると5軒分のジェラートを食べた。一番安いカップの注文しても、何故か2個盛になってしまうジェラートを5軒分。さすがF丸君、凄いッス。
# 私が食べた中ではパンナコッタとヨーグルト、それから桃のジェラートがうまかった。
水曜移動で来てるから、あっと言う間に週末になってしまった感じ。
ま、仕事では色々とあったが、思ったよりも結果が悪くないことが今日あたりになってわかってきたので少し安心したところ。ただ、最近それをレポートにまとめて報告することを怠っていたので、そっちが大変になりそうな予感を来週に残しながらも本日は終了。
はい、お疲れさん。
真っ昼間はそれなりに暑かったけど、予想よりも過ごしやすい気候にやや驚く。これなら、遙かに南仏の我が家の方が暑い。どういうことですか。
* * *
思い通りに進まない。どうすれば見えてくるのか、とりあえず try & error でやってくしかない感じ。暗中模索。
光りは微かにしか見えない。
4時半起床。
5時出発。
5時半マルセイユ空港着。
6時半離陸。
…中略。
11時、シシリー到着。
* * *
何だかんだと遅くなってしまい、初日から中華のお世話になってしまった。やはり、夜10時をまわると選択肢がほとんどなくなってしまう。これ以外だと、マクドナルドか夕飯抜き。ま、どっちでも良かったけど。
昨日の日焼けがひりひりと熱いなぁ、と汗にまみれて起き出した朝。ぐだぁ〜。
四連休中では、今日が一番暑いような気がする。もっと布団と戯れていたかったのだが、暑さには耐えられい。居間の窓を開け、パソコンの電源入れつつ朝食のシリアル。スペシャルKなど。
日本は止まってるいるようで、新聞などのニュース以外はほとんど更新されていない。あぁ、つまらん。こっちが日記を読む時間がある時に限って、マイニッキエンジンもあまり更新されていない。ま、多くの人が日常から離れてる時期だし、仕方ないか。
* * *
昼食には大根おろしをたっぷりと用意して、おろし蕎麦にした。うむ、涼しげ。家の中は暑いんで、まだ日陰になってるベランダに白いテーブルと椅子を出して、外で食べることにした。
っんが!やっぱり、暑いモノは暑いのだ。昼間っからビール飲んでもおろし蕎麦をズルズルすすっても暑い。
代休を取った。
こうすると、明日火曜日は Assomption (聖母マリア被昇天)の祝日なので、四連休になる。日本はお盆休み、ヨーロッパでも夏休みを取ってる人間が多いこの時期、私も真似して休みたかった。
土日ともノッタリして買い物以外の家に籠っていたので、今日あたりは外出することに。一応平日なんで少しは空いてるかと淡い期待を寄せつつ、それでも遠くへ行くのは暑いんで近場の海で済ますことにした。先日、エアコン付きの弐号車を売っ払ってしまったため、我が家にはオランダ仕様の暖房だけはしっかりしてる壱号車190Eしか残っていないからだ。あ、エアコン欲しい。
近場と言っても車で小一時間はかかるわけで、地下駐車場の冷気を室内に溜めて走れたのも最初の10分程度、後は窓を開け放って低速走行することにした。それにしても暑い。
今年だけでもう5回は来てる Cassis の海。やや砂利浜気味の砂浜にゴザとビーチタオルを敷いて荷物を枕にし、昔読んだ文庫本を広げてサングラスを通して活字を追う。飽きたら海を見たり、周りにいる人々を眺めたり。そよそよと風が吹いてる浜辺は、汗を掻くことも無く快適。少し沖の方にはレンタルウィンドサーフィンに挑戦してる人が見える。下手くそだなぁ。さっきから沈してばかり。
バカンスシーズン只中で地元住民が少なそうな浜辺では、トップレス率が3割程度と低め。それでもフランスの海の開放感を味わうには十分かもしれない。浜のど真ん中でタオルを巻いて着替える人。海に浸かって遊んで帰ってきたと思ったら、上の方をスパンっと外して寝てしまう人。オッパイ好きの人は、是非フランスの海に来てくださいませ。
…なんていう光景を見ながら、読書。でも暑い。
あっちゃー、毎週出張で行ってるカターニャにスマートメディア用のPCMCIAアダプターを置き忘れてきてしまった。アレがないと、デジカメでとった写真をPCに取り込む術がない。困った。折角、久しぶりに更新したページに写真を入れようと思ったのに。
* * *
朝日新聞のサイトにフランスにおけるワイン消費減少の記事が出ていた。少し前に、Newsweek紙のフランス特集でも同じような論調の記事が出ていたので、恐らくニュースソースは同じなのかもしれない。
簡単に言うと、フランス人でもワインを全く飲まないと言う人が増えており、一人当たりの消費量も二十年前の6割程度、年間60リットルだそうだ。その代わり増えているがミネラルウォーターの消費量らしい。そう言われてみると、確かに食事にミネラルウォーターって組み合わせ、よく見るかもしれない。夕食時のレストランでの話しだけど。
我が家の場合は、せいぜいフランスに住んでる間ぐらいはワインを楽しみたいと思ってる。ContrexやVolvic、Perrierなどのミネラルウォーターもよく飲んでる。どれも安いからなぁ。ワインやミネラルウォーター、それにチーズとかも、フランスでは安くていいモノが簡単に手に入る。これは日本にはない魅力かも。
* * *
昨日読んだ『マーマレード・ボーイ』という少女漫画だが、エクスでの知り合いのDちゃんの家にかみさんが遊びに行ったときに借りてきたものらしい。この娘、フランス生まれのフランス育ちではあるが、お母さんが日本人なのもあってほとんど完璧に日本語も出来るのだ。
昨日来たHさんも我が家にいた間に全八巻を読み切ってしまったが、「かなり古典的というか子供向けの内容だよね」ということで、意見が一致してしまった。確かに。
何も書くことが無い一日。
というか、一日ごろごろとソファーで寝たり漫画読んだり(『マーマレード・ボーイ』というかなりクサイ少女漫画)と、とっても充実していた。途中、友人のHさんが我が家に寄ってくれたけど、まるでGLAYのだれかみたいな寝癖をつけたままで応対してしまった。
こんなことでいいのか。
ま、いいっか。
寝坊した。
朝八時十分にホテルのロビーで待ち合わせという予定で毎日動いていた今週だったのだが、最後の最後で起きれなかった。というか、たまたま鳴った携帯電話のお蔭で起きることが出来たのだった。
昨日、なんで目覚ましも掛けずに寝てしまったのだろう。と、昨晩のことを思い起こしてみた。仕事が遅くなったので、十時過ぎにマクドナルドへ皆と出かけた。とにかく、簡単に済ませてサッサと寝るために。予定通りさくっと夕食を終え、ホテルの部屋に戻ったのが十一時過ぎ。それからパソコンを取り出し市内のプロバイダーに繋いで、昨日失敗したNetscape6のダウンロードを再開したのだ。中々進まない転送状況を横目に見ながら、普段読んでるサイトを見たりメール読んだり。
急に眠気に襲われ、着がえなきゃと思いつつもベッドのシーツと毛布の隙間に身体が何故か入っており、気付くと熟睡していた。ようだ。で、今朝の携帯電話のベルの音へと続く。
幸か不幸か、朝まで回線は切れることなく繋がり続け、ちゃんとNetscape6が落とされていた。時間が無かったので少ししか使えなかったが、かなりPR1より改善されてる模様。それからNetcenterとのメール連携が出来るようになったのはかなりいいかも。Microsoftのhotmailと同じようなもの。ただ、元々もってたNetcenterのアカウントを追加できないのが難点。別のやり方があるのかなぁ。
* * *
昼の飛行機に乗るために、客とのミーティングもそこそこに切り上げた。まだ、色々と遣り残したことはあるが、今週はここまで。そりゃ、時間を掛ければもっとできるだろうけど、そこまでは体が持ちませんがな。
書くことはなし。
早くも火曜日。
さらに面倒な処理が必要となることがわかり、力業だけではどうにもならない。あまり得意ではないが、なんとかデータベースとして処理できるように変更した。すったもんだしてナントカ成功し、全てうまく動くようになった。
ところが。更に新しいデータを追加したら、一件あたりの処理速度が急激に低下し、それまでは3秒程度で済んでたのがイキナリ1分ほど掛かるようになってしまった。色々見直してみたが改善されず、結局データ量を減らして対処することにした。CPUのキャッシュからコードが溢れるようになっちゃったのかなぁ〜、なんて想像してみるがよくはわからない。あぁ、でかいキャッシュの載った高速CPUが欲しい。
空港メチャ混み。マルセイユもミラノもカターニャも。
やっぱり真っ当ななヨーロピアンはバカンスなんだよなぁ。そんな人込みの中の出張ってのもなかなか乙なもんだよな。ふっ。
予定通り9時半にTさん宅に集合し、一路 Avignon 方面へ。Chateauneuf du Pape(シャトーヌフドパープ)にて開催されているワイン祭がその行き先。しかし、エアコン無しでこの好天。暑くってまいった。
街のそばに車を置き、中世の頃の衣装に身をまとった人が馬に乗ってたり踊ったり、田舎のお祭り気分が思いっ切り出てて中々いい感じ。
街に入ってすぐのところで味見用ワイングラスを20フランで購入し、それを持って degustation (試飲とか試食の意味)と看板を掲げているとこを目指すと、どこでも無料でワインの試飲をさせてくれるのだ。つまり、普段はなかなか出来ない味比べが無料で好きなだけ出来てしまうというわけ。
で、わかったことは『高いワインは美味い。それなりのワインだと、ちゃんと選ばないとハズレもあるぜ』ということ。一本200フランぐらいするやつだと、流石に誰が飲んでもウマイと感じる。それが70フラン程度になると、ウマイのもマズイの色々だった。どちらにしても決して安くは無いんだけどね。
その後、会場で買った豚肉の詰め物やパン、それにチーズを当然ワインを買って、みんなでピクニック気分で昼御飯。
* * *
そして19時からはコンサート。プログラムを貰って確認したのだが、演目のピアノソナタが番号順になっていた。アレレとページを繰ってみると、金曜から三日間で1番から32番まである Beethoven のピアノソナタを全て演奏するようになっていた。こりゃまた、すごい企画をするもんだ。で、我々が聴きに行ったのはその最終日だったというわけだ。
数人の演奏者が、おそらくはその得手不得手に合わせて代わり番こに演奏したんだと思うが、同じピアノを使って複数人の演奏を聴くというのはなかなか面白い経験だった。人によって、こんなにも音が違ってくるんだなぁ。新鮮な驚きだった。今日の一押しは Frank BRALEY という人だった。いや、めちゃ良かったッス。
因みに19時から始まり、二度の休憩を挟んで終了したのが零時過ぎだった。長すぎです。
弐号車最後の日となった。
友人夫妻(奥さんが日本人で旦那さんがスペイン人)が買ってくれることになり、今日がその納車の日だった。海沿いの街 Sausset まで行き、ついでにお宅で本格トルティーヤとかパエリヤをご馳走になってきた。
うまかった。
* * *
明日は Avignon 近郊の Chateauneuf du Pape にてワイン祭。本当は行くかどうか迷ってたんだが、今日遊んだ人たちがみんな行くということなので、我々もついでに行っちゃうことにした。ワイン飲みまくりの予定。
で、それが終わって自宅に一度戻ってからコンサート。去年も行ったここにてピアノ中心の音楽祭が開かれているのだ。 La Rouque d'Antheron が開催されている街。
今回聴きに行くのは Beethoven のソナタとか。あ、なんか今から楽しみだなぁ。
午前中から客先へ行き、新たにデータを手に入れる。それから来週以降の進め方についても話し合い、大体の予定がたってきた。と、自転車操業のような生活がまだ続く。のかなぁ。
* * *
月曜にエライ時間を掛けて来たのはいいが、こっちで週末を過ごすのは嫌なので自宅に今日戻ることに。出張先での週末ほど虚しく無駄なものは無い。と最近は考えるようになったから。昼食を食べて少しデータ処理したりしてから、さくっと荷物をまとめて空港へ。事務所のみんなには「んじゃ、また来週!」などと言いつつ。
ミラノ行きは30分ほどの遅れがでていたが、この程度はアリタリアでは遅れのうち入らない。ほとんど定刻みたいなものだ。KLMとの提携話、あまりの遅れとそれに伴うクレームの多さにまいったKLM側から、一方的に提携破棄された。これに怒った?アリタリア側が、二億五千万ユーロ(約250億円)の損害賠償を求めた、なんてニュースがでていたばかりだ。
慢性的な遅れといい加減な対応、ってのアリタリアというかイタリアらしい。そのイタリアらしい部分と、オランダのとても合理的な考え方の差異は、当初の予想通り相容れなかったようだ。
* * *
ミラノに到着し乗り換え便のチェックをしたら、こっちにも遅れが出ていた。最初は20分程度だったのが、ずるずると伸びていき最終的には2時間遅れに。そんなこんなで、自宅に戻れたのは12時過ぎだった。
今週の出張は行きも帰りも疲れた。
* * *
と、そこでさっさと寝てしまうのもアレなんで、ビデオを見ながらかみさんと酒を飲んだ。ミラノ・マルペンサ空港の売店で発見した「TALISKER」だ。先週ホテル・ニッコー・ド・パリのバーで初めて飲んで気に入り、つい買ってしまったのだ。74,000リラ。
このスコッチは本当に面白い。確かに喉ごしというか残り香が、泥炭のようで不思議なのだ。オランダのヒートホールンと同じような香り。実はこのスコッチを知ったのは、フランスニュースダイジェストでのエッセイを読んだからだ。この冊子はヨーロッパでのニュースを一週間分まとめたもので、その中で戸田さんという人が定期連載してるエッセイに取り上げられていた。
アッと言う間に終わってしまった。あまりうまく進まずに、やや焦りを覚えるものの「こんな日もあるさ」とさっさと気持ちを切り替え…なきゃね。
* * *
ホテルの空調が強めで、一応設定温度を下げて寝たんだが、イマイチ体調が悪い。同じホテルの別の部屋で、いくら設定温度を変えても実温度が変化しないという恐ろしいところまである。因みに昨晩は部屋の温度が18.3度だったそうだ。オイオイ、寒すぎ。
流石にそこまで低くは無いが、私のいる部屋も気付くと24度ぐらいになってて、やや寒い。それでも毛布被ってれば大丈夫だろうと高をくくっていたら、喉をやられてしまったようだ。
なにげに一日が過ぎていく。
片付けないといけないデータに取りかかったり、売却することにした弐号車の保険解約手続きを依頼したり。
パリにある保険ブローカーに電話したら、いきなりフランス語のメッセージが流れて、どうやら番号が変わったようなことを言っている。この期に及んでもフランス語が出来ずに、簡単な数字さえも聞き取れない私って。情けなや。
やっと電話番号がわかって掛けたはいいが、大代表の番号だったようで、担当氏までたどり着くのにエラク手間取る。来週から休みだという担当のKさん(日本人)がいて、本当に助かった。もう一週間遅れてたら、大騒ぎになるところだった。
* * *
午前中飛ばしたせいか、午後になると気が抜けてしまって妙に眠くなってしまった。処理したデータの意味を捉えようとグラフ化したのだが、それを見てるだけで倒れそうになる。事務所にあるまずいインスタントコーヒーでも飲もうかと思ったが、粉っぽい妙な味が思い出されて躊躇してしまう。
結局、日曜日に南仏で手に入れた、ちょっと高めの中国茶を淹れた。ウマイかったけど、やっぱり眠い。
* * *
パリの本屋でチェックしたモノなどを含め、書籍通販の会社にオーダーを出した。といっても出したのは自宅にいるかみさんだけど。
久しく通販で買ってなかったんで、買いたい本がかなり溜まってしまっていた。
…はずなんだが、ちゃんとメモしておかなかったので、買うべき本の題名がわからなかったりして困ってしまうわけだ。次からはちゃんとしておこう、と固く心に誓った。ウソだけど。
眠い目を擦りつつタクシーにて事務所へ向かう。
あ、今日から八月だ。まだ夏休みの予定もたっていないのに、仕事の予定はどんどんと詰っていく。はて、いつ頃休むかなぁ。