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2001/02 < ↓ end of page > 2001/04
普段はやらないんだが、これが最後ということで、週末のゴルフに夫婦で参加することにした。朝から小雨がぱらつく天気で、「とてもゴルフなんて出来ないんじゃない?」と危惧したのだが、ゴルフ場に着いてお茶したり昼飯食ったりと粘ってるうちに、一応やんできた。
まだ少し雨の混じった冷たい風が吹く中、私の人生における二度目のゴルフは開始された。なんて大げさに書くほどじゃないんだが、普段ゴルフなどやっていない私とかみさんは、毎週やってる(それも土日とも)人達に迷惑を掛け通しだった。
私は、パー5のところで19打ってのが最高(っていうか最低)の記録。とまぁ、そんな具合でボロボロだった。
やんだように見せかけた雨だったが、途中で何度か降りだし、体が冷えてしまう。更に、様々なところへボールを打ち込むため、水でびしょびしょになった草むらを歩き回って玉探し。おかげで靴下までビッショリと濡れ、足元も冷えてくる。
気温は時間とともに下がりつづけ、帰る頃には10度を割っていたようだ。このゴルフ場の場所が、エトナ山を少し登ったようなところなので、高度差のため余計に気温が低かったからかもしれない。
あまりにも上手くいかないのもあって、何度「二度とゴルフなんかやるもんか!!」と思ったことか知れない。だが、この島には娯楽が無く、すぐに退屈してしまいそうってのもまた事実。やっぱり借り物じゃなく、自分のゴルフクラブでも手に入れて、本格的にやってみるかなぁ。
なんて、道具のせいにしても仕方ないけど。
連日遅かったのだが、今晩だけは特別。
8時半にレストランが予約してあるんで、それに間に合うようにと会社を出た。来週帰任するFさんの送別会なわけで、ちょっと遠めの港沿いにあるレストラン。この Capomulini という地区には何軒ものレストランが並んでいて、シーフードの美味いところが多いのだ。
青い照明が目印のそこは、“il Porticciolo”という名前の店。店員の感じは良かったのだが、料理はまぁまぁ、ワインがイマイチという印象を持った。2000年産の若いシシリーワインばかりだったからと考えられるが、同じワインなのに味のバラツキの大きかったから、店側のワイン管理の問題かも。
味云々よりも、どちらかといえばアルコールが入ってりゃいいという口の我らが同僚達は、酔っ払ってこの調子。頭を抱えているのは私。彼らはワインをその味よりも、“アルコール度数”で語っていた。というか、ワイン飲む時に度数にあそこまでこだわる連中ってのは初めてだ。さすが北海大酒飲み軍団(イギリス人とアイルランド人)だけのことはある。
さすがにオフィスの面子全員参加とはならなかったが、シニアエンジニアやマネージャーさんは全員参加。
あとで聞いた話によると、このレストランが退けた後、イタリア人にFさん、それから北海軍団で連れ立ってディスコに行き、朝まで踊っていたそうな。いや、さすがにヨーロピアンは体力がある。ただし。その絶大な体力を見せてくれるのは、こういう遊びのときだけな気もするけど。
朝から暖かかったので、今日は“半袖シャツに薄い上着”という格好で仕事場へ。最近、ちょっと長袖が暑いかなと感じてたんで。
会社に着き上着を脱いでからは、昼過ぎの客先への外出も含め、ずっと半袖で過ごせた。ホンの一、二週間前までは、半袖姿のアイルランド人やイギリス人の同僚をバカにしてたんだけど、夏時間突入とともに気温が上がってきたのか、全然問題なしだった。ミモザも綺麗に咲いてるし、暑すぎないこの季節は結構いい時期なのかもしれない。
カターニア事務所から、来週日本に帰任する人がいる。このFさん、既にヨーロッパに来て丸8年にもなる。
ドイツ(ミュンヘン、ドレスデン)、イギリス(ニューキャッスル)、そしてイタリア(カターニア)と3カ国を渡り歩いてきてる。長期の赴任生活で、かなり疲れが蓄積してるようなんで、この辺で日本で落ち着いて技術・体力を充電して欲しいなと思ってる。
というわけで、明日は彼の送別会が市内のレストランで開かれる。彼の抜けたあとの穴は非常に大きいわけで、来週以降がとても懸念されるんだが、差し当たっては忘れておくことにしようと思う。んじゃないと、こっちもキツイんでね。
もう週の中日、水曜日。やっぱり、月曜休むと一週間が早いなぁ。
物欲はイロイロとあるが、最近欲しいなぁと思ってるのは、やっぱりまともなオーディオセットと音のいいPC用スピーカー。
とまぁ、どちらも“音”関係。パリで寄った日本の書籍を扱ってるお店(ジュンクとか文化堂とかね)でも、ついオーディオ関係の雑誌を買ってしまったり。ドルビーサラウンドのシステムはお手軽さを優先してセット物を選んだけど、普通の2ch系は正統派で攻めたいと思ってる。
スーパーのパソコン売り場などによく置いてある COMPAQ のデスクトップPC。どれも JBL の良さげなスピーカーが付属している。単品売りはしてないんだけど、探せばどっかにはあるのかも。今度の土曜日に探しに行ってみようっと。
松島菜々子と書いたが松嶋菜々子の間違いだった。あぁ、情けなや。
昼食を食べに行く車中、蒸した車に乗り込みエアコンを“やや強”ぐらいに設定した。
一緒に乗り込んだ人に、「結構暑いですねぇ〜」なんて聞いたら、この週末に比べれば涼しい方らしい。日中、30度ぐらいまで上がったそうな。パリで「寒いよぉ〜」と、我々が首にマフラーを巻いてた頃、シシリーはそんなことになってたのね。
夏も近いなぁ。
この日曜からヨーロッパでは夏時間に突入したわけで、軽い時差が味わえる。
実際問題、たかが一時間の話なので影響はほとんど無いわけなんだけど。今までと同じ時刻に仕事場を出て、空に残った明るさを見たときに、一時間の時差を感じる程度、かな。
「うげぇ〜」とうなりながら4時半起床。きのう夏時間に移行したばかりなので、体内時計はまだ3時半だったりする。眠すぎ。
シャワーを浴び、5時15分に予約しておいたタクシーに乗り込む。時間が時間だけに、週始めといっても街中は空いていた。一路、シャルルドゴール空港まで。現金の残りが思ったよりも少なく不安だったが、小銭をかき集めてぎりぎり払えた。計350フラン也。
行きのローマ経由とは異なり、帰りはミラノを経由した。ミラノ・カターニア間の AZ1717 は、奇しくもマルセイユから出張で着てた頃に良く使っていた便だった。
眠いことを除けば、特に揺れることもなく無事にカターニア到着。さすがに上着は暑苦しく感じた。というか、暑かった。
「あとは、a) 荷物がちゃんと出てきて、b) 駐車場の車が無事で、c) アパートに泥棒が入ってなければ完璧!」なんてかみさんと話してたら、預けたうちの一つの荷物が出てこない。またしてもロストバッケージ。う〜むむ。
ちゃっちゃと手続きして駐車場へ。もうロストバッケージには慣れた。駐車料金は4泊停めても36,000リラと安く済んだが、これで「b) だったら、シャレにならんなぁ」なんていいつつ車を置いた辺りへ。
ちゃんとあった。中途半端な雨で汚れが更に増したのを除けば概ね問題なし。よしよし。昼間の渋滞を抜け、やっと自宅に戻ったが、部屋に問題はなく、あるべきものはちゃんとあった。ふぅ〜、無事旅行終了。
パリのホテルで書いた分をftp。サーバー側、あるいはftpソフトの問題かはわからなかったが、転送がうまく出来なかった。ftpしつつ、日記サイトなどの更新報告系のサイトにて更新手続きをしたんだが、ファイル転送出来てなかったため空白ページへのリンクとなってしまった。壊れたページを見た方々、大変失礼しました。
因みに自宅からftpした結果は問題なし。サポートに出しておいたメールの返事どおりの結果だった。
パリに来る直前(出る前の晩、深夜とも言う)にメールを出しておいたぐりさんと連絡が取れた。
シャンゼリゼ通りLIDO前で待ち合わせして、Virgin Cafeでお茶&ビール。手のつっぱり具合がとてもかわいらしいすえぞうちゃんにも会えたし、ぐりさん相方さんとも沢山話せたし楽しかった。次にパリに行く機会があったら、かならずシシリー名産赤いオレンジ持ってきますからね。
夕食には、先日Crazy Horseに一緒に行ったT君を誘いマドレーヌのワインバー『L'Ecluse Madeleine』へ。
おつまみのように適当に頼んだ料理をみんなで突きつつ、グラスワインを各種楽しんだ。かなりいいワインがグラス単位で飲めるワインバーってのは、本当に楽しいよなぁ。料理も美味かったし。禁煙席が満杯で、喫煙席になってしまったけど、周りに吸う人がいなかったのも助かった。
あ、そうそう。お勧めに従って頼んだ、デザートのチョコケーキ(gateau de chocolat、普通はgateau au chocolatらしいんだが)と赤のデザートワインの組み合わせも絶妙だったなぁ。
折角パリくんだりまでサッカーを見に来たのに『なんだかなぁ〜』な結果に終わってしまった。以上。
*
真中近くで最前列という席は、音楽のコンサートとかだったらとってもいい席だったろう。が、ことサッカーとなると話は別。前に並んだカメラマンやテレビ用のマイクを操る人などが邪魔で、意外と見えにくかった。
ハーフタイム。
我々の席はD4というブロックだったんだが、その隣りのD2に人だかりが出来た。みんながカメラを手に集まっていたんで何かと思ったら、女優の松嶋菜々子が来ていた。フィールド側にいたスポーツ新聞のカメラマンなども、慌ててカメラを向けていた。
最後は後半残り3分というところで帰って行ってしまったが、こんなところに来てまで、人だかりになっちゃって、有名人は大変やね。
ま、このあたりの席は日本人ばかりだったから仕方ないのかもしれないけど。フランス人ばかりの席にいればきっと誰も気付かなくって、落ち着いてサッカー見られたろうに。
ゆっくり寝て、軽く買い物とか。思ったよりは天気は悪くない。
DVDソフトを買おうと、シャンゼリゼ通りにあるVirgin MEGASTOREに。やっぱり規模が大きいところはいいねぇ。調子に乗って「ALIEN」シリーズの四枚セットとかも買ってしまった。その他 DVD x 3 に、CD x 5 ほど、やや買いすぎかも。
夕方、そろそろホテルに戻ろうと歩いていたら『MUJI』の店があった。懐かしいとか思いつつ、店内をチェック。値段が意外と安めの設定になっており、日本の価格の1.2〜1.3倍程度だったと思う。仏語の商品名と、値段を仏フランとユーロにしたものがシールで張ってあった。商品は日本で売っているままで、商品名やサイズに値段などが全て日本語で書いてあり、非常に分りやすい。
ちょっとした文房具を手に入れ帰宅。あ、『MUJI』ってのは『無印良品』のこちらでの名前。
パリにある有名どころの店で、まだ見に行ってなかったのが『Crazy Horse』。同じくサッカーを見るためにミラノから来てるT君を誘い、今晩行くことになった。
店の前までタクシーで乗り付けると、赤いマントに身を包んだドアマンが我々を迎え入れてくれた。上着を預けたあと案内された中は、『LIDO』や 『Moulin Rouge』に比べるとこじんまりとしており、ステージも小さく狭い。が、逆にいえばどの席からもステージが近いわけで、それはそれで悪くない。
*
とにかく色んな意味で衣装代が掛かってないなぁ、というかほとんど裸ばかりというか。キレイではあったが、やや食傷気味かも。
もしも私の好みだけでランク付けすると、次のような感じ。タイプは違うが、LIDOとCrazy Horseはほぼ同ランクだった。
Moulin Rouge > Crazy Horse = LIDO
乗り換えの都合でローマ経由。直前に探したのがいけないのか、あまり安いチケットが手に入らず、やっと予約できたのが一人700,000リラもする高いものだった。マルセイユから国内便でチャッと行けちゃうのとはわけが違うけど、それにしても高い。
飛行機は雲とあまり変わらない高度を飛んでいた。
強風のせいで、揺れながら飛んでいたわけだが、途中、何度か翼が折れるんじゃないか思うほど揺れまくり。当然の如く、上がったり下がったりを繰り返し、エンジンはうなりを上げ、風が巻くようなゴーッという音が響く。
シートにしがみついている手には冷たい汗を掻き、強く握りすぎて色が変わるほどになっていた。もう勘弁してくれぇ〜と何度も何度も思いながら、ただただ耐えるのみ。
怖かった。無事、シャルルドゴール空港に着陸したときは、もう力が抜けてしまった。機内からは拍手が沸き起こった。
それなりにミーティングは終わった。思ったよりも、自分のプレゼンがうまくいったので良しとしよう。
テクニカルな視点から見ると、果たして今日のミーティングは我々にとって実りあるものだったのかどうかはやや疑問。下手すりゃ、時間の無駄だったかもしれないなぁ。
三月も後半。明日から今年初の休暇をとる。土日をはさんで月曜までの5連休。元々の予定だと、来週の月曜は休むつもりも必要もなかったんだが、飛行機が取れずに一日休みを余分に取るハメになったのだ。
で、行き先はパリ。主に、サッカー観戦のため。どの試合かというと、当然『フランス代表 x 日本代表』だったりするわけで、チケットはとっくに手に入れている。天気が悪そうで、下手すりゃ雨中観戦ともなりそうなのがやや心配ではあるけど。風邪ひかないようにしないとね。
明日、またしてもミーティングなんで、その準備に朝からセコセコと。
今回は前に用意したものがほとんど使えるんで楽といえば楽。ちょっとデータを更新したり、予測データしかなかったところに実際のデータをはめ込んだり、とか。
普段やってるような、どちらかというと技術的なミーティングならいいんだが、今度のようなややエライ人向けのものはちょと苦手。はぁ〜、気が重いなぁ。
昨日の体調不良は、今日になってほとんど治まったようだ。朝の食欲も戻ってきたしね。昨日から今朝にかけて少し熱っぽかったが、大したことはなかった。少し多めに汗を掻いた程度。
風呂は昨晩入ったので、今朝のシャワーは無し。そのお陰で体が目覚めないのか、どうも食欲が無い。何とかヨーグルトと搾りたてアランチャ、それからコーヒーを流し込んだが、ムカツキ感が消えない。
そのまま仕事場へ向かうのだが、運転中もイマイチ気分が乗らず、やや冷や汗など掻きながらオフィス到着。カバンを置いて、トイレに篭る。やや下し気味。なんか、不味いもの食ったかなぁ。普通、直前に食べたものでおかしくなるんだが、気分が悪かったのは朝食前からだったし。
*
軽い悪寒が走ったり、頭痛がしたり。そんな調子で気分が悪いまま、一日過ごしてしまった。こうして夜になっても胃のムカツキ感が消えず、夕食には淡白な雑炊などを食し、随分と良くなったような気はするが。
今日のところは、さっさと寝よう。
二、三週間前の地元のテレビニュース。
内容はイタリア語なんでアレだが、このカターニア近郊の大きなスーパーマーケットが取り上げられていたことはわかった。iper というそのチェーン店は、確かミラノでも見たことがある。
因みにニュース映像では、パトカーが其処彼処に配備されており、何かしらの事件絡みだったのは確か。
で、その店に今日行ってきたのだ。日曜も開いているという確証などなく、単に日曜で道が空いてて探しやすいからという理由だけで。事務所の人に大体の場所を聞いておいたので、適当に通り名だけを頼りに進んだのだが、30分足らずで探し当てることができた。
その上、日曜日も営業してるとな。ラッキー。特に買う物は無かったが、偵察がてら空いた店内をくまなく歩いてきた。思ったほど大きくは無いが、日曜も9時までやってて空いているのはかなりポイントが高いのではないか、ということで我々の評価は落ち着いた。
カターニアに越してきてから、何度も悩まされている問題があった。
スーパーや電気店などの入り口にある警報機が鳴るのだ。私が通る時だけ、それもかなりケタタマシク。万引きなどするわけないし、第一、店に入るときから鳴る始末なのだ。もちろん、他の店で買ったものとか、怪しいそうなモノは持っていない。
そんなことが何度か繰り返されて、やや諦めの心境に達していた今日。上に書いた iper の出口でも鳴ったのだ。例のケタタマシイ音が店内に響き渡った。今までだと、未清算のものなど持ってないことを証明して普通に帰されるのだが、この店は厳しかった。
清算後も「すまんが、そこで待っていてくれ」と拙い英語で言われ、レジを出たところで警備員らしき人が来るまで待たされた。こちらには何の疾しいところも無いとはいえ、今までにも何度か複数のお店で警報を鳴らしている我が身を顧みると、そこはかとなく不安になってくる。ここはイタリアのシシリー島、我々は見た目ですぐ違うとわかる東洋人である。
レジから少し歩いた先にある小さな警備員詰め所のようなところに案内され、ハンディー型探知機で上着の上から探られる。すると、携帯電話を入れたポケット辺りでピーッと反応が出た。確かにいつも携帯は持ってたなぁと回想しつつ、それを机に出して試してもらったが反応無し。
次に疑われたのが、同じ辺りに入っていた財布だった。確かにこれもいつも持ち歩いてる。だが、中にはクレジットカードやバンクカード、紙製のフランスの運転免許に現金と、変わったものは何も入っていない。
机の上に広げた二つ折りの財布に、丹念に探知機を当てていく。免許やカードが入ってる場所で反応する。言われるがままに免許やカード、それからレシートやら現金も取り出し、その状態で財布を探ってみると、またもやピーッと反応が。
*
「財布そのものが、どうしてっ?」と目を?にしながら見ていると、カード入れの奥の方からバーコードの入った小さなタグが出てきた。そのタグには、薄い金属の渦巻きが入っており、明らかに万引き防止などに使ってるものだった。それを探し当てた時に彼らの喜びよう。「これはオランダのアムステルダムで買ったものなんだ」と説明したんだが、警備員の一人は「さすが日本のテクノロジーは…」とかトンチンカンなことを言って感心していた。
一時はどうなるかと思ったが、これで今までの疑問も氷解した。くそぉ〜、それにしてもスキポール空港売店のオバちゃんだ。買った時にちゃんとタグを回収してくれてさえ居れば、こんな目に遭わずに済んだのに。
毎回行くたびに警報機が鳴り響き、嫌な気持ちになっていたのが『ELCO TORNY』だった。実は先週も出るときに鳴らしてしまい、調べられたところなのだ。
原因が取り除かれたので鳴らないはずと思っていても、毎回鳴らしてた記憶が蘇ると、ゲートをくぐる時に足が竦む。薄いバリヤーを通り越すように何とか鳴らさずに店内に入ると、思わずホッとしてしまった。
*
で。やっとホームシネマセットを買った。JBL の ESC333 というお手軽セット。AVアンプとスピーカーってのも考えたが、面倒になったので一個の箱入りので済ましてしまった。
ほとんど何もせずに一日が終わってしまった。
昼食のあと、数ページ本を読んだだけでそのまま昼寝してしまい、三時間以上も熟睡。起きた時にはもう暗くなりかけていた。それからシャワーを浴び、近所のスーパーまで徒歩で買い出し。
会社の同僚であるアイルランド人達に、今日タオルミーナへ行こうと誘われていた。
今日はアイルランドの守護聖人である“聖パトリック”を祝うための日だそうで、タオルミーナで朝から飲んだくれようということだった。折角の土曜日をそんなことでつぶすのは嫌だったし、朝から酒なんて飲みたくない、ということで丁重にお断りしたんだが。
上に書いたように、自宅でぼんやり過ごしただけの一日だったわけで、これなら朝から出かけて飲んだくれていても一緒だったような気もしないでもないけど。
*
それにしてもなんでタオルミーナなんだろうか。
アパートの前に停めてある車に乗り、さて仕事場に行こうかと前方を見ると知った顔があった。仕事で毎日のようにミーティングをしているエンジニアで、エリザベッタという女性。
ププッとクラクションを鳴らして気づかせてから、近くまで車を寄せ「どうしてここに?」と聞いた。向こうも驚いたように斜め後ろの方を指差し「あそこのアパートに住んでいるんだけど、ここでマリーナを待っているところ」だそうだ。マリーナというのも同じ部署で働いている彼女の同僚で、そちらも私は良く知っている。
こんな近所に知り合いがいたとはね。私のアパートは、そこそこ大き目のアパートが群れ立っているうちの一つで、たとえ知人が近くに住んでたとしても、実際に顔を合わせる機会はそうあるものではない。偶然ということか。
更に聞いてみたら、私が停めておいた車が気になってうちのアパートの前まで来ていた、ということらしい。彼女のところでも同じ車種のを持っているそうな。私のはレンタカーだけどね。ASTRA のセダンなんてあまり珍しくはないが、総走行距離3,000kmほどの新車でまだキレイだったから目に付いたのかもしれないな。
今まで行ったことがない店に昼食を食べに。事務所から南に10分弱車を走らせたところで、意外と大きめの、パーティも出来そうなレストランだった。
前菜とパスタだけにしたんだが、みんなの真似をして頼んだパスタが『ピスタチオと小エビ』だった。出てきたのを見たらクリームソース系だったので、失敗かなぁとやや後悔。クリームソース系はあまり得意ではないので。
で、実際に食べてみたら、不思議な味。恐らくはピスタチオの味なんだろうが、妙に薬っぽいような人工的な風味がかなり嫌だった。同じピスタチオでも、ジェラートだととっても美味しいんだけどねぇ。
来週、ここカターニアで、大きめのミーティングが開かれることになっている。それの準備とかもあって、帰りが遅くなってしまった。本当はもっと早めに出たかったのだが。
去年末に赴任してきたOさんの奥さんが、下見がてらカターニアにやってきた。VISA取得なんてまだまだウンヶ月も先の話なんで、当然普通の観光VISAで一週間ほどの滞在らしい。
奥さん同士で情報交換をしてもらおうと、うちのかみさんも交え一緒に夕食に行くことになっていた。仕事のせいで遅くなってしまったのだが、結局夜10時過ぎから軽くピザ屋で「ビール&ピザ」の食事となってしまった。
すっかり暖かくなってきた。昼間、車を走らせていると、ついエアコンを冷房側へとセットしてしまう。
この日曜日にキムチチゲを食べたあと、暑くって部屋のエアコンを入れてしまったことを思い出した。「自宅の部屋にエアコンがある生活って、何年ぶりかねぇ〜」なんてことを言いあいながら、食後の汗がひくのを待ったのだ。因みに、日本を離れてから初めてなんで、カレコレ四年半ぶり。
それでも夜になれば結構冷えるので、車内でも軽く暖房を入れている。本格的に暑くなるのは、まだまだ先(だと思いたい)。
夕方、ちょっと時間が出来たので、いよいよADSLの手続きをしちゃおうかということになった。アパートの大家さんにも許可を得たので、あとは申し込むのみ。…の筈だったんだが、目論見が外れてしまった。
*
事前調査をしてもらってた手下のパオロ君を呼び、早速プロバイダーのページへ行って手続き開始。どうしたわけかあまりうまくいかない。これでは埒があかないと思ったか、その会社のフリーダイヤルにおもむろに電話するパオロ。が、あまり大した助言は得られなかったらしい。
念のため他の会社も見に行ってみたところ、そのページにはサービスエリアをチェックする機能があった。早速自宅の電話番号を入れてみたら、「その電話番号の地域は、まだサービスが開始されておりません」というようなイタリア語のメッセージ(が、出ていたらしい)。
嫌な予感がした。確認しようと、テレコムイタリアのページに行ってみた。プロバイダーとしては料金がかなり高めなんで、最初からここは考えていなかったが、回線を持っているのはここなわけで、チェックするのには最適だろう。
少しページ内をさまよい、やっとサービスエリアマップを発見。それでカターニア市の様子を見てみると、なんと驚いたことに、結構な広さのあるこの街のほんの一区画でしかサービスが始まっていなかった。
他の町の様子を見てみようと、ミラノとパレルモ(シシリー島最大の都市)をチェックしたら、当然というべきか、そちらでは既にかなり広範囲に渡ってサービスが始まっていた。ま、所詮カターニアなんてこの程度か。くそ。
なんとなく気になってたんで会社に着くなり asahi.com をチェック。まさかとは思っていたが、本当だった。合掌。
それ以外にもイロイロとあって、気乗りのしない一日の始まりだった。どっかに心を置いてきてしまったかのようにボーッとしたかと思えば、苛々と何事にでも当り散らしたい気分に襲われたり。
この土曜ぐらいからだろうか。感情をコントロールする機能がおかしくなってきてるようだ。それぞれは詰まらないことだったり、仕方ないことだったりと、頭では理解してるつもりなんだが、どうもダメ。今日は理性よりも感情が先走る。
ふと、自宅に戻ってパソコンの前に座り、考えた。今日の色って何だろう、と。これだけ感情に支配された一日を過ごすと、普段とは別の“色”なんだろうか。
浮かんでは消えた色を順不同であげると。
白い霧のような霞んだ薄水色、日焼けした元気そうな顔の色、そこからのぞく白い歯、ドクドクと湧き出すような黒い血の色、熱いんだけど冷たい光を放つ太陽の色、それから見てるだけで苛つくような嫌な黄色。
そんな一日。
日曜日はよっぽどのことでもない限り、自宅に引きこもってのんびりしていたい。
最近、毎日が忙しくってとても短く感じているので、なおさらゆったりした時間を必要としているのかもしれない。気分転換のために、他のことでパーッと発散して身体を動かして疲れきってしまうってのも、悪くはないと思うけど。そうするような余裕というか“ゆとり”が、日々の生活のリズムには出てきていない。
もう少し、か。
今日もDVD鑑賞。先週手に入れた『MI:2』を昼に見た。
公開当初、丁度パリにいた我々は「アクション映画だし、吹き替えなしでやってるところ探せば、なんとかわかるよね?」とすっかり見るつもりでいたのだ。ところがドッコイ、フランスでもトム=クルーズ人気は凄いらしく、どの映画館も軒並み大行列。並ぶのが好きなフランス人には何てことないんだろうが、我々には耐えられない。で、結局見ずにいた。
念願かなって(というほどじゃないけど)、見ることが出来た。イタリアのスーパーで購入したイタリア版『MI:2』は、イタリア版だった。いやつまり、台詞はともかく、字幕はなんとイタリア語のみだったのだ。字幕がイロイロ選べるというDVDのメリットが…。
ま、それでも娯楽アクション映画なんで、それなり楽しめたけどね。
買い物ついでに、ドルビーデジタル関係のものを買いに行った。結局のところ、勉強不足だったんで買わずに帰ってきたんだけどね。あと、ちょっと嫌なこともあったし。
その“嫌なこと”ってのは冷静に考えれば全く大したことじゃないんだが、その場はもう切れてしまって、居ても立ってもいられなかった。カルシウム不足ってことか。いかんなぁ。
自宅に戻って冷静になり、あらためて勉強不足解消を図る。ちゃんとWebを探せば、それなりの情報は転がっているのだ。
しかし、も少しお手軽で安く済む「ホームシアターセット 入門版」みたいなのを、イタリアでも売ってくれればいいのにねぇ。日本だと YAMAHA や pioneer とかでそれっぽいのが出てるのに。
朝イチで出かけて、やっと昼過ぎにオフィスに戻ってみれば、事務所の秘書さんからのメール。
要約すると「会社で借りてもらってるレンタカーの契約期間が過ぎてるんで、燃料入れてさっさと返しね。本当は3月2日までだったんだから、延長分はとりあえず自分で払っておいてチョ」ということだった。あれれ?
だって、契約期間延長の件はとっくに依頼済みで、もう一人の秘書さんから「OK、問題なし!」との返事を貰っていたんだけど。何はともあれ、返却予定時刻まであまり間がなかったのでさっさと空港のレンタカー会社まで行ってきた。
“?”マークを頭に大量に浮かべながら、AVIS にて返却手続き。結構時間が掛かったけど、何が問題なの?と聞いても「No problem !」を繰り返すのみだった。ま、いいけど。返却手続き終了後、その隣にある HERTZ にて、新たに借りる手続き。ちゃんと予約されてたから、何の問題もなく終了。
疑問はイロイロと残ったのだが、車が「MICRA」(日産マーチ)から「OPEL ASTRA」のセダンになったんで良かったけどね。GM系とはいえドイツ車、それも最近の車だけあって、剛性感とか静粛性など、MICRAとは雲泥の差だからね。
中途入社で私の手下となったパオロ君だが、今日になって自分用のPCと携帯電話が到着して大喜び。…だったのは最初だけで、電話はまだアカウントが有効じゃないらしく全く使えないし、ノートPCは会社のネットワークにログインすら出来ない状態。
電話の件でミラノの事務所に電話したら、「二週間かかる」とか言われて「なに〜」状態。さらに、ネットワークの件でアムステルダムの事務所のIT部門(ここがネットワークやPCなどを統括管理してる)に電話して「担当者がすぐに折り返し電話する」と言われたのを待ちきれずに再度電話したら、「今日はもう帰った。時間も遅いし、明朝連絡してくれぃ」と夕方5時に言われた。
こんなこっちゃ、会社辞めちゃうぞ、オイ。
ミーティングも終わり、一応ひと段落。やること、片付けることが山積みなのは同じだけど、気分的には随分と楽になった。今月後半に取る休みの予定もなんとか確認できたし。
そんなわけで、やっと調べてもらってた ADSL の話を聞くことが出来た。彼が調べた中から、人の噂とか評判が良さそうなところを中心に、それぞれの会社毎の違いとかを説明してもらった。結局のところ『ADSLモデムを買い取りにするか、レンタルにするか』で、料金体系が随分と違ってくるようだ。
検討したところ『月々150,000リラでADSLモデムも貸してくれるところ』と、『初期費用に設置代+モデム代で約800,000リラ掛かるけど、月に50,000リラで済むところ』に絞られた。20%の税金も入れてざっと計算すると10ヶ月ほどでモデム買取の方が安くなる。あとどれだけこのカターニアに駐在するのかは不明だが、一年以下ということは無いだろうから、モデム買取の方を選ぶことにした。
電話回線自体は大家さん名義なんで、先にそれをクリアにしないといけないが、済み次第さっさと申し込んでしまうつもり。
理由はわからないが、どの会社も「上り128Kb/下り640Kb」だった。ちょっと調べたところでは、日本だと下りが1Mb超えているようなのにね。アナログ回線の品質差が、そのままADSLでも数字となって出ているのだろうか。
昨日会社で全然出来なかったプレゼンの資料を仕上げるため、自宅にお持ち帰り。缶ビール一本だけ飲み、キムチ入りうどんなどを食べてから仕事開始。
必要な資料とかノートなどは持って帰ってきてたんで、それらをツラツラと参照しつつ15ページほどのPower Pointのファイルが出来上がったのが午前四時頃だった。正直な話、眠いというより単にハイになってただけなのか、その後布団に入ってても中々寝付けなかった。
作った資料の中で、ケチを付けられた部分などを加筆修正してるうちに、ミーティング時間が迫ってくる。というか、過ぎてる。
慌ててパソコンをカバンに入れ、プロジェクターとかを持って客先へ。毎度のことながら、なかなかメンドイねぇ。
今までにも何度も繰り返しているが、またもや「準備がいいときの法則」通りだった。つまり、それなりに準備がちゃんとしてる場合ほど、実際に必使われる資料が少ない、というやつ。3ページぐらいかな、実際に使ったのは。
その代わりと言ってはなんだが、三週間ぐらい前に作ってあったシミュレーション入りのデータの出番が急に来て、意外と役立ってしまった。やることやっておくと、こういうときに助かるね。
*
ということで、眠いんで今日はさっさと帰って寝る。つもり。
仕事ありすぎ。
自分でやることだけでも手一杯なのに、最近入った手下(イタリア人)の教育もせにゃいかんし。経験もあるし、頭もよさげなんでちゃんと教えてこれからのオフィスを背負って立ってもらうつもり。ガンバレー > パオロ。
というか、途中で辞めないでね。
土曜日に、DVDプレイヤーを衝動買い。事前調査なしにカターニアでは大き目の電気屋に行き、「なんでこんなに値段差があるんだ??」とか訝りつつも、底値に近い Pioneer 製にした。正直なところ、どこでも良かったんけど。約600,000リラ。
買った日のうちに配線して『MATRIX』が見れることだけは確認したけどそれっきり。見てる時間がないよー。ふぅ。
駐在してる日本人を呼んでのカレーパーティ。部屋も少しは片付いてきたんで、そろそろ皆さんを呼ぼうかということになったのだ。
今日は天気が良かったせいか、日が暮れてからも暖かく、部屋の中も少し暑いぐらいで半袖で丁度って感じだった。ゴルフに行ってた人達に聞いたら、高速を走ってる時に 車の温度計が27度を記録したらしい。アツスギ。
というか、すっかり春です。シシリーは。
外は寒いのかと思って厚着をして出たら、暑かった。
スーパーの中で汗を掻いてしまうほど。ちょっと前まではマフラーしててもOKって感じだったのにね。
急に増えた人数に対応するため、今まで倉庫として使っていた部屋を空けて、事務所として使うことになった。入ってた荷物を運び出し、壁をキレイにして、机を運び込んで。そこに、電話・電源にLANの配線をすれば完成。
で、その仕上げとなる作業が今日から始まったんだが、併せて会議室の一角を占めてたサーバーとUPSも移動することとなり、夕方頃にはサーバーが停まってしまった。メールは当然のこと、ネットワークにぶら下がってるプリンターも使えない。さらに、私が使っている机のすぐ脇にもLANの配線がされることになり、机の周りはグチャグチャ。
てなわけで、今日はさっさと引き上げてきた。本当は来週早々にあるミーティング準備をしたかったんだけどねぇ。このサーバーダウンを含めた大混乱は痛いなぁ。
何はともあれ、やっと週末。また昼寝とかしてるうちに終わっちゃうのかなぁ。せめてやっと手に入れた『審問』ぐらいはこの週末に読んでしまいたいなぁ。
21世紀になったなぁ〜なんて思ってたら、もう三月突入。つまり、今年も6分の1が終わってしまったわけで。歳を重ねるごとに加速していく時間が、まるで目に見えるようだ。
ADSL に加入しようと思っている。
遅れてると思ってたイタリアの internet 事情だが、こと ADSL に関しては既に自由化されているようで、このカターニア市でサービスしてる会社だけで、優に5社以上はあるらしい。PC関連も含め、その辺のことに詳しい現地人が入ったんで、彼にイロイロと調べてもらってるところ。
会社毎に特色があって、加入すると通常回線の電話が割引になるものや、とにかく安いところ、値段は高めだけ高品質のサービスを提供するテレコムイタリア系、などなど。
てな感じなんだが、仕事がとにかく忙しくって詳しい説明を聞いてる時間も取れない。うぅ、さっさとこの不安定な電話回線接続からオサラバしたいものだ。