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セイシェル旅行記 - 5日目 |
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昨晩は、星がちゃんと見えるほどに雲が無く、晴れていた。このまま朝を迎えれば晴れるぞ、と期待しつつ寝たのだった。 で、今朝。空が青かった。連日厚い雲で迎えていた朝が嘘のよう。それでも全くの快晴というわけじゃなく、ぽこっぽこっと雲の塊が浮かんでいる。 朝食をとり、直ぐに水着に着替えて浜に出た。太陽が雲に隠れたり出たりを繰り返しては、その度に晴れたり曇ったり。遠くに見える山は明るいのに、ここは曇っているとか。もっと面白いのは、海の色だ。光が当たっている場所は明るい緑色に光っているのに、そうでないところは深い蒼や、遠くだと黒くさえも見える。晴れて光が届くと一瞬にして色が綺麗な緑へ変わっていく。 だから、同じ海をずっと見ているのに、雲の動きに合わせて海の模様が様々に変化していくのだ。決して同じにはならない。同じ海を、同じ場所から見てるだけなのに、二度と同じ表情を見せてはくれない。 やっとサマーベッドに落ち着いて、本を読み始めたところで雨がザッときた。みんな慌ててタオルや本を掴んで屋根のあるところへ走った。そのまま待つこと十分、雨は止みまた晴れた。 ホテルの前の浜には、ちょっとした波が立つ。ボディボードで遊べる程度に。その波に巧いことタイミングを合わせて身体を伸ばし、すこし進行方向に掻いてやると、波に乗って体が浮いたように運ばれる。失敗して先に波に行かれてしまったり、ぐるぐるに波に巻かれて砂でぐしゃぐしゃにされたり。 サマーベッドで寝てたら、さすがに赤道近いところだけあり、あっという間に日焼けこんがり。夏にシシリーで過ごして地焼けしてるんで、あまり問題は無いと思うけど。ごろごろして、暑くなると海で波と戯れ、そして寝て。そうこうしてると、プール脇にテーブルとガスレンジが置かれた。ホテルのイベントで、クレオール料理の作り方を教えてくれるらしい。早速見に行くと、かなりうまそう。出来上がるとそれを皿に取ってくれ、味見させてくれた。トマトベースにニンニクが入ったソースが掛かった Sail Fish (セールフィッシュ)という魚。カジキマグロの一種で、巨大な背びれが帆のように見えることからこの名前になったようだ。因みに最初その名前を聞いたところ Selfish と聞き違え、「そうか我が儘な魚なんだ」と思ってしまった。 『クレオール』というのは、この地方の人のことでもあり、言葉のことでもあり、また地元の料理のことでもある。「セイシェルに行くんです」という話を、エクスの知人としたところ、「クレオール語圏は料理が美味しいよ」と聞いていたのだが、まさしくその通りだった。言葉はフランス語に似た単語を使っているようだが、発音はアフリカ系の言葉のよう。 昼過ぎに少しお腹が空いたので、ビールとポテトを頼む。ビールが美味い。やはり日焼けして乾燥した身体に染み入るようだった。 そのまま四時過ぎまで寝て、ちょっと陰ったところで部屋に戻りシャワーを浴びた。風呂に入るといかに自分が日焼けしてたかがよくわかった。真っ赤。ぬるめのお湯を浴び、そーっと身体を洗って出てきた。エアコンが気持ちよく、夕食まで軽く仮眠。 夕食にはイカの串焼きとかマグロの串焼きを取った。どちらもめちゃうま。ただ、前菜に取ったサラダに掛けたドレッシングが死ぬほど辛く、水を飲もうがワインを飲もうが口の周りのひりひり感が取れず辛かった。 食後、星を見に海岸に出た。売店で手に入れた「12月のセイシェル星座見表」を片手にチェック。雲が出てきてたんで、見えない方角もあったが、オリオン座や牡牛座は綺麗に見えた。牡牛座の顔を角の間ぐらいに、ひときわ強く光る星。おそらく木星か土星だと思うんだけど。 日焼け後のケアということで、コットンに浸したカモミールローションなどを当てて横になる。う〜む、気持ちいい。なんて言ってたら、雨が降り出していた。このまま明日も雨になるんだろうか。明日は車を借りて、Victoriaにある植物園に行こうかと思ってるから構わないけど。どうせなら晴れてくれた方が嬉しい。 |
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